時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
当ブログ(時計修理の日々)は、お預かりするお時計、修理を完了したお時計、
合わせて、月間約1,000本の中から、ピックアップしてご紹介しております。
全てのお時計をご紹介できれば、それ以上のことはございませんが、
業務量の都合により、1日1本とさせていただいております。
何卒ご了承くださいませ。
本日は、ブルガリのお時計をご紹介いたします。
宜しくお願いします。
「ブルガリのお時計は、【ブルガリのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-bulgari.com/
今日のお時計【BVLGARI】
窓口にてお預かりしました、ブルガリのお時計でございます。
大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
この度は、ベルトのコマとコマの繋ぎ目が、
破損してしまったようで、溶接での修理を承りました。
このタイプのベルトは、経年的な金属疲労により、劣化することで、
今回のように切れてしまうことがございます。
基本的には、ベルト一式交換が必要な状態ではございますが、
一式交換をしますと、誠に高額でございます。
また、特殊な取り付け口のベルトでございますので、
社外製の金属ベルトでは合うものがございません…
その為、純正ベルト交換もしくは、修理をするかの2択となります。
修理方法は、接着や、溶接が一般的でございますが、
接着では強度が不十分でございますので、基本的には溶接にて修理します。
溶接と申し上げますと、工場でバチバチとスパークを上げながら、
行うものを想像なさる方もいらっしゃいます。
しかし、お時計の場合は溶接面積が小さい為、レーザーを使用して、
顕微鏡で覗きながら溶接する、少し特殊な機械を使用致します。
新品時までの強度が出るかは、検査する方法がございませんので、
正直なところ、どのくらい強いですとは申し上げられません。
可能な限り丁寧に作業を行い、対応できる最大強度で固定致しますので、
それなりに強度は出るかと存じます。
落下や、強い力で引っ張るなどを行いますと、
再発する恐れもございますので、
可能な限り丁寧にご使用いただくことを、お勧めしています。
まずは、溶接修理が行えるか、行えないかを検査して確定した後に、
お見積もりをご案内させていただきます。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
14:00 –職人に納期の確認し、お客様にご案内致しました。
15:00 –必要資材の発注をしました。
16:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
17:00 –会議資料を作成しました。
18:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
19:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
22:00
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