修理工房の三島でございます。
本日も多数のお問合せ、ご依頼いただきましてありがとうございます。
本日は、SEIKO(セイコー)のご紹介です。
こちらのブログでは毎日1本ずつ、お時計を紹介させて頂いておりますが、
こちらに紹介させて頂いているお時計は、全てではございません。
お預かりした中のごく一部でございまして、
実際には1日に20〜30本ほどのお時計をお預りしております。
その中から1本を選んで日報に掲載させて頂いております。
日本全国からご郵送にてお預かりしておりますが、
愛知県名古屋市西区の店舗窓口で直接のお預かりも行っております。
【今日のお時計 SEIKO(セイコー)】
セイコー ロードマチックスペシャルをお預りしました。
ロードマーベルの自動巻版がロードマチックになります。
スペシャルはハイビート版で振動数が高く、精度の安定性が高いと言われています。
ご要望
動作が停止しています。形見の品なので動かしたいと思っています。
この度は、大切なお時計をお任せいただきありがとうございます。
動作の停止について、オーバーホールを伴う修理にて対応させて頂く事が多くございます。
流れとしては、
1. 症状の確認
まず時計の状態を調べます。
- ゼンマイが巻けるか
- 振ると動くか
- テンプ(心臓部)が動いているか
- リューズ操作や日付送りに異常がないか
- 精度や磁気帯びの有無
この段階で、おおよその故障原因を推測します。
2. ケースを開けてムーブメントを取り出す
ロードマチックにはモデルによってケース構造が異なります。
- 裏蓋式
- ワンピースケース(風防側から取り出すタイプ)
3. ムーブメントを完全分解
内部の部品を一つずつ外していきます。
- 自動巻機構
- 香箱(ゼンマイ)
- 歯車
- ガンギ車
- アンクル
- テンプ
- カレンダー機構
ロードマチックは部品数が200点以上になることもあります。
4. 洗浄
分解した部品を専用洗浄機で洗います。
- 古い油
- 金属粉
- 汚れ
を完全に除去します。
動かなくなる原因の多くは、古い油が固まってしまうことです。
5. 摩耗部品の点検・交換
ここが最も重要な工程です。
例えば
- ゼンマイ交換
- テンプ軸の修正
- ヒゲゼンマイ調整
- 摩耗した歯車交換
- パッキン交換
などを行います。
6. 組立・注油
部品を元通り組み立てながら、
- 高速回転部
- 低速歯車
- 脱進機
- 自動巻機構
など、場所ごとに異なる専用オイルを適量注油します。油の量はごくわずかで、多すぎても少なすぎても精度に影響します。
7. 精度調整
タイムグラファーという測定器で
- 日差
- 振り角
- ビートエラー
を測定し、テンプを微調整して精度を合わせます。
8. ケーシング・防水確認
ムーブメントをケースへ戻し、
- パッキン交換
- ケース洗浄
- 防水試験(対応モデル)
を行います。
9. 数日間のランニングテスト
最後に数日間動かし続け、
- 止まらないか
- 精度が安定しているか
- 自動巻が正常か
を確認して修理完了となります。
なお、ロードマチックは製造から50年以上経過したヴィンテージモデルのため、純正部品が入手困難な場合があります。
この度は、ご相談いただきましてありがとうございます。
【お見積もりにつきまして】
現在、大変多くご利用いただいておりますため、順番にご案内しておりますが、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。当工房で、修
の料金表を定めておりません。すべてのお時計をお預かりし1つ1つ拝見してお見積りをさせて頂いております。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
今日の業務目標
できるだけ多くとのお問い合わせにご対応いたします。詳しく拝見させて頂きます。
この度はご用命いただきありがとうございます。
今日の業務スケジュール
10:00 – 11:00 – 休業時間中にコールセンターにお電話いただいた方にご連絡いたします。
11:00 – 13:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
13:00 – 14:00 – 休憩をいただきます。
14:00 – 15:00 – 無料の梱包ボックスをご用命いただいた方へ発送手続きをいたします。
15:00 – 16:00 – お見積りのご連絡に対しての返答のご対応をいたします。
16:00 – 19:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お電話、メール、窓口にて寄せられたお問い合わせにお応えいたします。
日報作成時間
19:00



コメントを残す