昨日の雨風はどこへやら、本日名古屋は快晴の気持ち良いお天気でございましたね。沖縄県ではすでに梅雨入りをしたとテレビのニュースで耳にしました。本日の空からは想像もつきませんが、梅雨の時期も近付いてまいります。私達にとっても気分が沈みやすい梅雨ですが、お時計にとっても水気は大敵でございます。防水性に優れたお時計でありましても、ご愛用年数が長ければご購入時の防水性より劣化してしまうもの。メンテナンスを施しながら、雨水や汗、湿気などに晒さぬようお心配りくださいませ。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様より再度お預かりさせていただいたラドーのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【ラドー】

今年二月にオーバーホールをお任せいただいた、K様のラドーのお時計。このたび不具合を起こしているとのことで、再度お時計をお任せいただく運びとなりました。

「二日に1分遅れます。カレンダーが変わらなくなっています。」

と、ご相談のお声を寄せていただきお困りのご様子が伝わってまいりました。
電池の交換からオーバーホールまで、どのような作業もすべて職人の手作業で行っております。胸を張って誇ることができる職人さんの技術、当工房スタッフの最終点検にも抜かりないようお一つお一つのお時計を丁寧に取り扱いますが、人間の手作業ゆえまれに修理完了後にお客様に御迷惑をお掛けしてしまうことがございます。その際は誠に申し訳ございませんが、再度お時計をお預かりし、すぐさまご対応させていただきます。誠心誠意再度の修理を行い、ご満足いただけるまで修理を行います。
K様の大切なお時計は、カレンダーの日付を送るバネが浮いてしまっている状態でございました。衝撃等が加わったと思われる状態でありましても、前回はオーバーホールを行い動作保証をお付けしておりましたので、このたびは無償にてご対応致しました。職人さんの作業は全て完了しました。問題がないか、最終的な点検を眼と手で行うのは私どもスタッフの担当でございます。明日終日までお時計をしっかりと観察し、K様に安心してお使いいただけるようにお納め致します。【18439】

 

「ラドーのお時計は、【ラドーのための修理工房】のページでも受け付けております。」

より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。

https://wr-rado.com/

 

今日の業務スケジュール

10:00 – 窓口でお客様にお出しする冷茶の準備を行いました。
10:10 – 修理を完了したお時計や修理をキャンセルされたお時計のお納め・ご返却の準備を整えました。計15件分の発送を行いました。
12:00 – 必要経費支払いのためATMまで外出しました。
13:00 – 休憩を取りました。
14:00 – 引き続き修理完了したお時計のお納めのご準備を整えておりました。お客様へのお電話のご連絡、またお問い合わせを担当致しました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 金庫内のチェック、出納帳の記入および点検を行います。
  • 代金引換でご入金いただいたお客様へ、お礼のご連絡を差し上げます。
  • 長らくお見積りのご返答を頂いていないお客様へ、ご確認のご連絡を差し上げます。
  • 本日職人さんより受け取りました、修理完了のお時計をお客様へお納めする準備を整えます。

日報作成時間

18:30 – 19:00

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同