本日もご来店、お問い合わせをいただきありがとうございました。
3月9日の本日は、3・9(サンキュー)の日なのだそうです。
時計修理工房をご愛顧いただくお客様はもちろんのこと、家族や仲間など、日常を取り巻くすべての人たちに、あらためて感謝の意を伝えたいものでございます。
あす10日(土)は10時〜17時まで営業いたします。皆さまのご来店をお待ちしております。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、職人さんから学んだことについてご紹介致します。
今日のお写真【クオーツ時計の電池】
「電池交換のペースが早まり・・・持続が悪くなった気がします。どうしてでしょうか。」
と、お客様よりご相談をいただきました。「購入した頃より電池交換をする頻度が多くなった。」「オーバーホールをしたはずなのになぜ?」とのお声も頂戴致します。そこで、職人さんにくわしくお話をうかがいました。
まず、電池の寿命は、一般的な三針のお時計(秒・分・時針の三針)で2~3年程度といわれております。もちろん、これには個体差があり、パーペチュアルカレンダー付きのお時計はなんと10年近く電池交換の要らない機種もあるとか。
しかしながら、どんなに大切にお時計を扱われても、働き続ける機械内部の部品は摩耗や劣化が日々少しづつ進行します。自動車や、私たちの身体にも当てはまることですが、活動し続け(停止していても)時が経つにつれ、気がつかない程度にすべてのパーツが変化していくものでございます。
すると、各所のわずかな劣化に応じて、機械を動かすために消費する電流の値が大きくなる、などの影響が出てまいります。その速度には個体差があるものの、やはり新品ご購入時に比べ、徐々に電池寿命が短くなるのです。
オーバーホールとは、内部の汚れを落とし、より良い状態でお時計をお使いいただけるようメンテナンスするというもの。お時計にとっては、よりスムーズに動作するため適切なメンテナンスでございますが、回路やコイルなどの機械一式を交換するものではございませんので、電池の寿命が格段に伸びる、または新品購入時程度まで回復するものではございません。
大切なお時計を愛用し続けるためには、お時計をいたわりながら、必要に応じた電池の交換、汚れなどが溜まらないよう拭き上げるなどのメンテナンスを実施して差し上げることが大切でございます。
長らく愛用できたのは、お時計が長生きをした証。消費電流値を計測することで、ある程度の電池寿命をお調べすることも可能です。お困りの際にはご相談ください。
今日の業務目標
- 昨日営業時間外〜本日営業時間内にいただいた、すべてのお問い合わせのメールに、即日中にご対応いたします。→完了致しました。
- お客様より長らくご意向をうかがえていない修理のお見積りを抽出し、お客様へのご連絡を行います。→完了致しました。
今日の業務スケジュール
9:55 – 始業前に、お客様にご来店いただく窓口の清掃を行いました。
10:00 – 昨日営業終了後以降にお電話を頂いたお客様へ、折返しのお電話を差上上げ、ご対応いたしました。
10:20 – お客様からのお問い合わせやご連絡にお電話及びメールにてご対応いたしました。
12:40 – 無料梱包パック計5個の発送準備を行いました。※現在再度梱包パックのご用意が追いつかない状況でございます。お待たせしており、申し訳ございません。
12:50 – 休憩を取りました。
14:00 – 引き続きお客様からのお問い合わせやご連絡にお電話及びメールにてご対応いたしました。
17:30 – スタッフに業務引き継ぎを行いました。
日報作成時間
19:15 – 19:40
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