本日もご来店、お問い合わせをいただきありがとうございました。
あす31日(土)は10時〜17時まで営業いたします。皆さまのご来店をお待ちしております。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、職人さんから学んだことについてご紹介致します。

今日のお写真【お時計の針】

「針が接触して、動作が止まってしまっておりました。」

再度お預かりしたお時計の不具合の原因は、職人さんの見解によると、針同士が接触してしまっていたことによるものでございました。
たいてい、動作が止まったお時計はなんとなく内部の機械が不具合を起こしているのでは?と予測することが多いかと存じます。盲点というか、意外なところに不具合の原因があることもございます。
では、どのようなときに針が触れてしまうことになるのでしょう。

① 衝撃がお時計に加わったとき
お時計をじっくり、真横から覗いたことはございますか。または、針部品を触った経験はおありですか。
機会としてはなかなか無いことかもしれませんが、それはとても小さく、0,5mmにも満たない薄さでございます。紙のように小さく軽い針部品が、互いに適切な距離を保ちながら取り付けられているわけですが、取り付けられている部分も極小。すなわち、内部部品と同様、お時計をぶつけた・落とした際の衝撃は針にとっても大打撃となるのです。
②劣化してしまったとき
すべての部品は、残念なことに、摩擦以外の要因(経年・強い日差し・急激な温度差・湿気など)によっても、肉眼では見えない程度にじっくり、じっくりと劣化してまいります。
また、何度も同じ摩擦を受けるうちに摩耗し、傷みます。
そのような状態の針を、何度も取り外し取り付けるだけで、新品に比べれば、針がしっかりと留まる強度は落ちていきます。

動作が止まってしまったお手元のお時計、もしかすると針が触れてしまっているのかもしれません。
そんなときには、プロの職人の手で適切に修正いたします。お困りの症状は、ぜひ一度ご相談くださいませ。

今日の業務目標

  • 昨日営業時間外〜本日営業時間内にいただいた、すべてのお問い合わせのメールに、即日中にご対応いたします。→完了致しました。
  • 職人W様を訪問し、修理を依頼するお時計のお手渡しをしてまいります。→完了致しました。

今日の業務スケジュール

  9:15  – 始業前に、お客様にご来店いただく窓口の清掃、メールのチェックをいたしました。
10:00 – 昨日営業終了後以降にお電話を頂いたお客様へ、折返しのお電話を差上上げ、ご対応いたしました。
10:10 – お客様からのお問い合わせやご連絡にお電話及びメールにてご対応いたしました。
12:40 – 無料梱包パック計21個の発送準備を行いました。
12:50 – 休憩を取りました。
14:00 – 引き続きお客様からのお問い合わせやご連絡に、お電話及びメールにてご対応いたしました。
15:30 – 職人W様を訪問しました。
16:50 – 引き続きお客様からのお問い合わせやご連絡に、メールにてご対応いたしました。

日報作成時間

18:35 – 18:56

修理工房 石川へのご相談はこちらから

<只今、多くのお問い合わせ・ご依頼を頂いておりますため、順番にご対応させて頂いておりますが、ご返信に3日〜4日間ほどお時間頂く事がございます。ご了承ください。>

(※印がついているものは必須項目です)

ブランド
(分かれば機種名も)
ご相談の内容 ※ 作動しない。クロノグラフ不具合。カレンダーの不具合。時計の遅れ/進み。リューズの破損。押しボタンの不具合。風防/ガラスの交換。文字盤の破損/汚れ。12時位置の針ずれ。針のぐらつき/脱落。ベゼルの傷・破損。ベルトの傷・破損。ベルト交換。オーバーホール。時計外装の研磨。電池交換。ベルトの長さ調整。
保険の使用 保険は使わない。携行品の保険を適用したい。家財保険を適用したい。
おおよそのご予算
お名前 ※
E-mail ※
電話番号 ※
郵便番号
郵送パックお届け先
その他のご要望

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同