時計修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日の名古屋は梅雨の晴れ間でかなりの良いお天気でした。とは言っても私は、休憩時間に少しだけ外に出ただけでほとんど、外の様子が見えないオフィスにいたのですが…。
外と受付窓口に寒暖差が出過ぎない方が、ご来店されるお客さまには良いのかと考えているこの頃でございます。こまめにエアコンの調整をしております。
本日はBVLGARI(ブルガリ)のご紹介です。
本日のお時計【BVLGARI(ブルガリ)】
窓口にご来店頂いたお客さまからブルガリのお時計をお預かりいたしました。
ぶつけてしまってバックルがゆがんてしまったとのことでございます。拝見しましたところ、幸いにもバックルの接続部分やピンの状態はしっかりしているようでございますので歪みの修正をできれば、正常に使用できる状態になりそうでございます。
ステンレス素材はある程度の変形に対応する素材でございますので、歪みの修正が可能でございますが修正が重なったり、大きな変形、摩耗などにより金属自体が弱ってまいりますと、修正にも限外がございまして、修正できない場合もございます。
そうなりますと部品交換が必要でござます。純正部品につきましてはメーカー専有品となっておりますのでメーカーにお渡ししてのメーカー修理が必要でございます。こちらはバックルがベルトの先端と同デザインでつながっているタイプになりますので、社外製のバックルでの代用が行えません。交換のためにメーカー修理が必須となります。
ベルト自体もケースとの接続部が特殊形状のためベルトごと他のものに交換もできないタイプでございます。
高級ファッションブランド発のお時計は、時計専門メーカーと比べてとくに純正部品の外部への供給がなく、しかもメーカー修理が高額になりやすいため注意が必要でございますね。時計専門メーカーでも超高級系ブランドのメーカー修理はもっと高額になるのですが…。
またファッションブランドの場合、多くが日本産ではないため部品の製造は海外になります。場合によっては海外から部品を取り寄せる必要がございますので、修理期間も長く2ヶ月以上かかる場合がざらにございます。
この度はご用命いただきありがとうございます。
「ブルガリのお時計は、【ブルガリのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-bulgari.com/
今日の業務目標
- できるだけ多くのお客様にお見積りをご案内いたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 13:00 – お預かりしたお時計の故障状況確認と記録撮影。窓口にお越しのお客様の対応をいたしました。
12:30 – 13:30 – 休憩をいただきました。
13:30 – 14:00 – お時計を修理職人にお渡しする準備を行いました。
14:00 – 18:00 – お見積りをお客様にご案内いたしました。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたしました。
明日への引き継ぎ事項
- お客様へお見積りをご案内いたします。ベルト交換のご依頼を複数いただいております。ご要望にあわせた交換ベルトをお探しいたします。
日報作成時間
19:30
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