修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日はBVLGARI(ブルガリ)のご紹介です
今日のお時計【BVLGARI(ブルガリ)】
本日は、ブルガリのブルガリ・ブルガリをお預かり致しました。
モデル名にそのままブランド名が復唱される形でついている珍しいネーミングですが、アルミニウム、ディアゴノなどと並んでブルガリの代表的なモデルであり、歴史も長い人気モデルでございます。
今回は、ガラスに曇りが生じるとのことで、オーバーホールのご相談を頂きました。
お預かり時には曇りは確認できず、また文字盤や針に水分による腐食やシミもできておりませんが、ガラス内の淵に黒い汚れが確認できます。水分の混入による汚れの発生かと思われます。
防水性能は低いモデルでございますので、隙間部分に水分がついたままになったり、水圧がかかったりしますと内部に水分が入り込む可能性がございます。
水分が入り込み、早期の場合は内部乾燥のみでも対処可能でございますが、水分による機械油が劣化したり、ゴミの付着や部品の腐食を招くことが多々ございますので、オーバーホールによる分解洗浄を実施いたします。
部品ひとつひとつを洗浄し、部品に付着した汚れ・ゴミ、劣化した機械油を取り除きます。
しっかりと乾燥させた後、新しい機械油を取り付けながら組み立てを行います。
水分により部品に錆びが出ていた場合は錆び取りを行いますが、錆びつきが強いと部品自体を交換する必要がございます。
ケースや裏ぶたの内側に、腐食や錆びが出ていた場合、お時計の密閉性が失われており、本来の防水性能を発揮することができません。非防水のお時計となってしまいます。
金属ベルトの場合、コマとコマを繋ぐピンの部分に錆びが生じることもございます。
腕時計の外装の金属部品はステンレス製が多く、それ自体は錆びに強い素材ですが、汚れなどが付着したままになりますと、そこから錆びてしまうのです。
台所のシンクで物を置きっぱなしだった箇所の跡が錆びてしまうのは同じ理由です。異物が密着した状態が続くとステンレスでも錆びが発生いたします。
水に強いステンレス製のお時計でも油断は禁物です。
水分や汚れが付着した場合、早めに取り除くのが良いかと存じます。
この度はご用命いただきありがとうございます。
「ブルガリのお時計は、【ブルガリのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-bulgari.com/
今日の業務目標
- できるだけ多くのお客様にお見積りをご案内いたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 12:30 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
12:30 – 13:30 – 休憩をいただきました。
13:30 – 14:00 – 修理職人へ修理の必要なお時計をお渡しする手配をいたします。
14:00 – 19:00 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お客様へお見積りをご案内いたします。
日報作成時間
20:00
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