こんばんわ、椙山でございます。本日はお電話をお受けすることもございました。タイトルにもあるパテックフィリップのお時計の修理のご相談は、比較的多くはお受けしませんが、たまたま受けたお電話でパテックフィリップのお時計のご相談をお受けしました。ただ、急いでいらっしゃるのか、やっぱりまた後で改めます〜とおっしゃられ、十分にお困りのこと等お聞きすることが出来ませんでした。
本日の写真は、円頓寺商店街の、お寺のあたりにある「円頓寺銀座街」。お店の看板と室外機がまばらに並び、まさに路地裏という感じの風景でございますね。
今日のお時計【パテックフィリップ】
1年以上前にお受けしたお話ですが、お父様の形見のお時計とのことで、郵送することに抵抗をお感じになられ、名古屋の窓口に直接お持ち込みいただいたA様。長く保管されていて、ゼンマイを巻いても全く動かないとのこと。
当時の私椙山は、大変お恥ずかしながらパテックフィリップというお時計を存じておらず、変わった名前のお時計ですね!と述べてしまい、苦笑いさせてしまいました…。
修理をお任せしたのは、古いお時計のオーバーホールや、部品の交換をせずに歯車を巧みに噛み合わせて、部品の交換を極力せずに修理する職人Yさん。とても高価で、精密な作りをしているから直接持って行って!と、上司に言われて市外のYさんの工房へ。
もうずっと、部品交換しないで最初からず〜っと使ってるんだね、もう歯車噛み合わなくなっちゃうよ…でもテンプとか(精度を司っている部品など)、その辺りが綺麗だから動きそうだよ!
とのこと。ツメのない裏蓋に、特殊な接着剤を垂らし金属の棒で、それはもう慣れた手つきで中の部品をひょいひょいと取り出し、分析をはじめるYさん。修理は、お預かりした日から2ヶ月後に終わり、手元に戻ってきてゼンマイを巻き、耳元で音を聞くと…チャチャチャチャときれいな音をたてて動いておりました。
メーカーでしか直せないと思っていたけど、そのままでもなおせるんですね…
と、動いているお時計をご覧になり、部品が動く音をお聞きになり、驚いたご様子でございました。
部品が非常に削れていたため、ちょっとした衝撃でも止まってしまうことがあり、この後2回ほど再びお預けいただきましたが、どちらも職人のYさんに調整をお願いしました。
Yさんが、だから衝撃には注意してって言ったのに!と言いながらも、とても素早い手つきで裏蓋を開けて、10分もかけずに調整をしてくださった光景を、ふと思い出しました。
今日の業務スケジュール
10:00 – 修理完了後のお品物をご覧になられたお客様との意思疎通が取れず。岸さんにはご迷惑をおかけしました…
10:30 – メールでのお問い合わせにお答えいたしました。
12:00 – 長らくお見積りのお返事をいただけていないお客様方へ連絡をとり、見積の回答待ちの期間超過したお客様のお品物は、状況に応じて着払い便と元払い便の双方で郵送いたしました。
13:00 – お見積りの文面の確認と送信を行いました。
14:00 – 取引先様と職人さんと電話でやりとりいたしました。
14:30 – 持参の弁当を食しました。
15:30 – 備品の整理をいたしました。
17:00 – 長らくお見積りのお返事をいただけていないお客様方へ連絡をとりましたが、お出になるお客様は「仕事が忙しいのであとでかけ直します」とおっしゃられ、未だ連絡をいただけない方ばかりでございます。ご連絡を長くいただけない場合は午前中に行ったように、後日郵送する対象となります。
18:00 – 修理が完了したお品物の確認と発送を行いました。
19:00 – 定例会議に向けて統計をまとめました。
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