本日もご来店、お問い合わせをいただき誠にありがとうございました。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お時計の皮革ベルトについてご紹介致します。
今日のお写真【皮革ベルト】
3月も終盤、新年度の始まりは気分も新たに、装いも新たに。お時計のベルトを替えられる方も多くいらっしゃいます。お時計の「顔」が文字盤ならば、さしずめベルトは「お洋服」。TPOや気分に合わせて着せ替えながら楽しみたいものでございます。特に皮革のベルトは、お色味が多種多様で、フォーマルに・・・カジュアルに・・・と魅せ方も変化します。ひとくちに皮革と申しましても、様々な革素材がございます。
一般的に多く用いられるのは、
・カーフ:生後3〜6ヶ月以内の仔牛皮をなめしたもの。キメが細かく柔軟。高級皮革。
・コードバン:馬のお尻部分の、強靭で光沢の美しいレザー。
・ピッグスキン:軽量で耐久性に秀でた豚の革。硬い毛が真皮層を貫いているため、通気性に優れる。
こだわりのお強い方に人気なのは、
・リザード:ウロコ模様が特徴的で、厚みとともに高級感が味わえる。
・ワニ:クロコダイル科のワニから採れる、こちらも人気の高い皮革。ウロコの模様により柔軟な玉符と硬質の竹符という呼び方もある。
最近目にした中でも印象的でございましたのは、
・カンガルー:牛に似たキメ細やかさ、しっとりと柔らかく腕に馴染む感触。
・ガルーシャ:エイの革。荒目で宝石のようなきらめきをもつ模様が美しく、合皮では再現不可能。エナメル質でとても丈夫。
など、さらにお色味が加わり、選ぶのがとても楽しいのが皮革ベルトの魅力でございます。
革ベルトの交換をご希望でいらっしゃいましたら、お気に入りの素材・お色味・仕上げ(ツヤの有無など)をご指定くださいませ。お時計の規格に合うベルトをお探し致します。もちろん、職人の見立てにおまかせいただくことも歓迎します。お見積りの際に、お時計にピッタリと合うものをご提案差し上げます。お写真はほんの一例ですが、やはりどんな場面にも身に着けやすい人気の数種でございます。
メールや書面でのご郵送にて、ベルトのイメージをご覧いただくことが可能でございます。ぜひご相談くださいませ。
今日の業務目標
- 通常業務であるメールご対応に加え、ご入金いただいたお客様へのお礼のご連絡、修理の進行や進捗についてお返事をいただいていない工房やお客様へのご連絡を行います。→岸さんに補助いただき、無事完了しました。
あすへの引き継ぎ事項
- お客様から頂いたメールでのお問い合わせにすべて返信し、ご対応致します。
- お見積りがお手元に届いていない可能性があるお客様をリストアップし、お見積書のご郵送を行います。
- メール文面の下書きリストを整頓し、効率アップを図ります。
日報作成時間
20:50 – 21:30
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