時計修理工房の近藤でございます。
弊社のブログページをご覧くださり、誠にありがとうございます。
本日は、【オメガ】の文字盤の修理につきまして、お話しをいたします。
宜しくお願い致します。
今日のお時計【OMEGA】
窓口にてお預かりしました、T様のOMEGA・シーマスター(コーアクシャル)でございます。
大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
この度は、文字盤が傾いてしまったとご相談をいただき、
そのまま、お預かりさせていただきました。
メーカーでも修理のお見積もりをしていただいたようでございますが、
なんと20万円を超える、高額修理となりましたので、弊社にも見積もりを
ご依頼いただけたようです。
メーカーは、ここ数年でとても値上げをなさいましたし、
基本的に文字盤の交換にオーバーホール(コンプリートメンテナンスサービス)が、
必須とご案内されますので、高額になるかと存じます…
今回お任せいただきましたお時計に発生している症状は、文字盤の回転でございます。
原因は、文字盤を固定している足(脚)と呼ぶ部品が破損することで、
正常な固定をできなくなり、回ってしまいます。
※衝撃や、振動などで発生することがほとんどでございますが、
経年により自然発生する場合もございます。
改善には、文字盤の交換が望ましいですが、メーカーより供給のない部品のため、
誠に恐れ入りますが、弊社では交換はご提案ができません。
お力になれず、誠に申し訳ございません。
しかし、文字盤を修理することは可能かと存じますので、
お話しを続けさせていただきます。
文字盤の足は、基本的には溶接で固定をされています。
しかし、再度溶接をしますと、熱で塗装面が変色する場合がございます。
そのため、足を接着にて固定して、文字盤を正常に固定できるようにいたします。
溶接で固定も可能でございますが、塗料が焼けて変色する恐れがあることに、
ご了承いただいた場合に限ります。
(過去に変色したことはございませんが、そのリスクはございます。)
溶接をしましても、強い衝撃が加わりますと、症状が再発する場合もございます。
そのため、基本的には接着での固定をご案内しております。
オメガのお時計に限らず、ほとんどのお時計が同じような構造でございますので、
ブランド、モデル問わず、文字盤の修理を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
文字盤の修理は、10,000円から、20,000円前後のお見積もりとなることが多く、
モデルや、分解、組み上げの工数に応じて、料金が前後いたします。
また、お見積もりには2週間、作業にも2週間を要しますので、
合計4週間前後の納期をいただいております。
オーバーホールを含まなくても、部分的な修理を承ることも可能でございます。
弊社は、愛知県名古屋市西区那古野1-15-18 那古野ビル南館214にございます。
ご郵送で全国対応をしており、ご希望のお客様には郵送用の梱包パックを、
無料で手配させていただきます。是非、ご検討下さいますよう、お願い申し上げます。
T様大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
ご案内まで、今しばらくお時間をくださいますよう、お願い申し上げます。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 –お問い合わせデータを元に会議資料を作成しました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 –会議に出席しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00
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