時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお問い合わせ、誠にありがとうございます。
本日は、オメガのお時計の修理をご紹介致します。
宜しくお願いします。
今日のお時計【OMEGA】
ご郵送にてお預かりしました、オメガのシーマスターでございます。
大切なお時計を弊社にお任せくださり、ありがとうございます。
この度は、リューズのねじ込み不良についてのご相談です。
確認をしましたところ、摩耗が原因で、不良が発生していました。
防水性の高いリューズは、どちらもねじ込み式のリューズが使用されています。
ご購入より10年〜15年程ご愛用いただきますと、ネジ込み量は、
徐々に浅くなり、やがて完全にねじ込みができなくなります。
ほとんどのモデルが、リューズの内側にバネがあり、
ねじ込みを解除すると、外側にポコッと飛び出る構造をしています。
その為、ねじ込み部分が摩耗して、不良を起こしますと、
常に外側に出っ張った状態になります。
この状態でございますと、機密性は無くなり、非防水の状態となります。
湿気の混入や、粉塵などのホコリの浸入の原因となりますので、
できる限り早く修理することをお勧め致します。
ネジ部分は、修正できかねる為、改善には部品自体の交換が必要になります。
オメガシーマスターの場合でございますと、リューズの受け側の、
ケースチューブが、【ねじ込み】にて固定されている場合と、
【溶接】にて固定されている場合がございます。
ねじ込みにて固定されている場合は、同じように新たなケースチューブを、
ケースに埋め込んだ上で、リューズも交換し、正常な状態に復元します。
溶接にて固定されている場合は、一旦ケースチューブを剥がし、
新たなケースチューブを溶接した上で、リューズの交換を行います。
溶接を行う場合は、ケースが変色する恐れがございますので、
ケースの研磨仕上げを前提にご案内させていただくことがほとんどです。
また、巻真の状態によりましては、リューズと合わせ、巻真の交換も必要です。
まずは、一度リューズを外し、構造を確認した上で、
的確なご案内をさせていただきますので、宜しくお願い致します。
以上でございます。
弊社は、オメガのお時計の修理も承ります。
シーマスターは特にリューズ不良のご相談が多くございます。
ほとんどのモデルが交換対応可能でございますので、
お困りの際は、是非私近藤まで、お問い合わせください。
リューズ交換の費用は、15,000円〜30,000円前後となることが多く、
期間といたしましては、20日間前後を要します。
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com/
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
21:00
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