修理工房の近藤でございます、本日もたくさんのお時計をお任せ頂き、誠にありがとうございます。
本日は、お時計のパッキンのご紹介をしたく存じます。宜しくお願いします。
今日のお写真【裏蓋パッキン】
お時計には、いくつかのパッキンが使われております。
【ガラスパッキン】【リューズパッキン】【裏蓋パッキン】【プッシュボタンパッキン】など、様々ございます。
どのパッキンもなくてはならない存在でございますが、一番交換が必要なパッキンは、【裏蓋のパッキン】です。
なぜかと言いますと、腕と接触している裏蓋には、湿気が溜まりやすいからです。
裏蓋と、ケース本体の隙間には湿気が滞在して、錆が発生している事が多く、
内部に錆や湿気が混入しないよう、裏蓋のパッキンがしっかり守っています。
サンプルの画像がございませんので、イメージして頂きずらいですが、
パッキンをさかえに、錆が止まっているのです。
その光景を見るたびに、パッキンってすごいな…と再認識致します。
しかしパッキンは、ウレタンや、ゴム製でございます為、経年的に劣化を起こします。
物をまとめる輪ゴムが古くなりますと、プチンとちぎれてしまった経験がございませんか?
この現象が同じく、裏蓋のパッキンにも起こります。
切れてしまいましてはパッキンの意味がございません…
そこから湿気が混入し、お時計の機械に錆を発生させてしまうのです。
また、ゴムやウレタンは劣化を起こしますと縮んだり、弾力性がなくなり潰れてしまう事もございます。
切れてはいなくても、交換が必要になります。
劣化により交換が必要となる目安と致しましては、5年〜10年前後でございます。
その為、オーバーホールなどのメンテナンスの際には必ず交換するようにしております。
※お時計のモデルによりましては、形状が特殊でしたり、廃盤により供給がない為、
純正のパッキンをご用意できない場合がございます、そのような場合は、現在のパッキンをより長く使用する措置、
また、代用のパッキンにて今まで通りのパフォーマンスを維持する事をご提案しております。
弊社は、交換した部品をできる限りご提示するように心がけております。
その中で、【この黒の輪ゴムはなに?】とご質問頂く事、多くございます。
この細い輪ゴムのような物が裏蓋のパッキンです。
お客様のお時計に湿気が入らないように今日もグッとこらえています…
お時計のパッキン交換をご希望の場合は、是非お問い合わせの程お願い申し上げます。
今日の業務目標
・見積もりを25件以上ご案内致します。
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
14:00 –職人に納期の確認し、お客様にご案内致しました。
15:00 –必要資材の発注をしました。
16:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
17:00 –会議資料を作成しました。
18:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
19:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積もりを25件以上ご案内致します。
日報作成時間
19:00 – 19:30
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