こんばんは、時計修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお問い合わせ、誠にありがとうございます。
本日は、ロレックスのブレスレット研磨をご紹介致します。宜しくお願いします。
今日のお時計【ROLEX】
Y様より、ロレックスのお時計のオーバーホールをお任せいただいておりますが、別にロレックスのブレスレットの研磨仕上げをお任せいただいております。最終的には、現在オーバーホールを行っているお時計にこちらのブレスレットをお取り付けし、お納めをする予定ですが、お時計は現在、最終チェック中でございます為、本日は、ブレスレットの研磨仕上げにスポット当て、ご紹介致します。
お時計のブレスレットは、気をつけていましても、傷がついてしまいます…
その傷を取り除くには、研磨するしかございません。
研磨仕上げは、お時計の表面を、ミクロの単位で、削ることにより、傷を目立たなくしたり、本来の輝きを取り戻す為に行われるメンテナンスでございます。
削ることには変わりはありませんので、お時計の形状変わってしまったり、小さくなってしまうことを懸念される方もお見えになりますが、それは、傷を消す為に過度の研磨を行った際に起こる症状であり、通常そのようなことはございません。※美しいケースや、ブレスレット形状を崩さないように配慮し、研磨致します。基本、必要最低限の研磨を行う為、深い傷や打痕は、取りきれない場合もございますが、ご希望の場合は、深く研磨し、深い傷や打痕を除去する事も可能です。
研磨仕上げで重要なことは、必要最低限の研磨で傷を取り除く為に、熟練の職人が下地処理から、仕上げまで時間をかけて行う事でございます。これが1番クオリティに影響する事と存じます。
研磨仕上げの出来栄えで、お時計の価値(買取金額)が変わる事もあると、お時計の査定士の方からお話を伺った事もございます。
その為、弊社では、研磨仕上げでございましても、15日間〜最大30日間、お時間を頂いてクオリティ重視で作業を行っております。※オーバーホールと同時に研磨仕上げをお任せ頂く事が多い為、少々混み合い、順番待ちのお時間が長い事で、お時間を頂いてしまう事もございます。
この度お任せ頂きました、ブレスレットは、ハードに使用されていると伺っております為、より時間をかけて拝見致しましたところ、ピンが伸びており、コマとコマが擦れる事により、コマの角が磨耗しておりました、お写真では解りづらいですが、バックル(中留)に近い部分のコマをご覧いただけますと、見て取れます。
※場合によりましては、研磨時の負荷によりブレスレットが破損してしまう場合がございます為、研磨をお断りさせて頂く場合もございますが、最大限、研磨をご提案できるように努めております。
研磨仕上げ専属の職人に確認をしたところ、なんとか研磨可能でございました為、ご提案できました。
※ここまでピンが伸びて、コマが磨耗している場合は、ピンを交換しても、あまりガタつきの症状が改善されない事が多い為、改善には、ブレスレットの交換が必要となります。
素材や、仕様にもよりますが、どのようなお時計でも、研磨仕上げをお任せ頂けるように体制を整えております為、他店でお断りされたお時計や、部分的な研磨などのご要望も受け付けております。
ホワイトゴールドの研磨(ロジウムメッキ使用)も可能でございます為、是非ご相談ください。※本社窓口には、研磨仕上げのサンプルもご用意しております為、愛知県近郊の方で、お持ち込み頂ける際など、是非ご覧頂きたく存じます。
研磨仕上げの金額は、少々幅がございまして、8,000円〜25,000円前後でございます。オーバーホール工程と同時にお任せ頂ける場合は、お時計から機械を外しましたり、研磨仕上げ前の超音波洗浄の工程をオーバーホール工程内でまかなう事ができます為、ケース及び、ブレスレットの研磨で、10,000円前後と比較的お値打ちにご提案可能でございます。(素材:ステンレス)、先ほど申し上げました、ホワイトゴールドのお時計は、ロジウムメッキと呼ばれるメッキを、研磨仕上げ後に施工しないといけない為、20,000円前後と、高額となります。その他形状が特殊なお時計なども割高となる事がございます。
部分的な研磨仕上げの場合は、8,000円以下でご提案させて頂く事がほとんどでございます為、一箇所気になる傷がある場合などは、是非ご相談頂きたく存じます。
「ロレックスのお時計は、【ロレックスのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-rolex.com/
今日の業務目標
・必要資材の発注
・会議資料の作成
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 –お問い合わせデータを元に会議資料を作成しました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 –会議に出席しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00 – 20:45
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