今年も週末に積雪を記録したここ名古屋市でございましたが、本日もお足元が悪いなかご来店誠にありがとうございました。路面にはまだ足跡のない雪や、少しも溶けていない雪だるまが残っており、少しのあいだ雪国になってしまったようで楽しい気持ちにもなりました。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様からお預かり致しましたピアジェのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【ピアジェ】

本日、じつに50本を超えるお時計が窓口に郵送されてまいりました。そのなかでも印象深いのは、ブルーとゴールドのコントラストが美しいピアジェのお時計。G様より、オーバーホールをご相談いただいたものでございます。
ピアジェは、1874年以来、ムーブメントを自社内で設計・開発・製造している数少ない時計ブランドのひとつです。スペシャリストたちの手により、髪の毛の太さよりも細いパーツも存在する極薄のムーブメントが造り上げられます。ジュエリーのハイブランドということもあり、外装だけではない機構の美しさはまさに芸術品。メンズでありましても、上品な華やかさと高級感が漂います。
このたびは精度にやや不調が見られるとのことで、オーバーホールをご希望いただきました。今でも、手巻きでゼンマイを巻き上げますと、小気味の良い作動音をうかがうことができますが、今後も長らくご愛用いただけるよう内部の清掃を行わせていただきたいと存じます。【23446】

今日の業務目標

  • とても多くの修理完了、修理依頼のお時計が窓口に到着いたしましたので、効率のよいスケジュールを組み立て、各業務に取り組み完了させます。→スタッフ間で分担し合い、修理完了分のお時計は計20本以上、修理依頼のお時計は40本以上、お納めや受付の作業を完了させました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 修理のお見積りに対し、ご返答が保留になり、長期間が過ぎてしまっている件につきまして、お客様にお知らせのためのご連絡を行います。

日報作成時間

20:25 – 20:50

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同