修理工房の三島でございます。
本日も多数のお問合せ、ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
本日はIWC(アイ・ダブリュー・シー)のご紹介です。
こちらのブログでは毎日1本ずつ、お時計を紹介させて頂いておりますが、
こちらに紹介させて頂いているお時計は、全てではございません。
お預かりした中のごく一部でございまして、
実際には1日に20〜30本ほどのお時計をお預りしております。
日本全国からご郵送にてお預かりしておりますが、
愛知県名古屋市西区の店舗窓口で直接のお預かりも行っております。
今日のお時計【IWC(アイ・ダブリュー・シー)】
IWCの機械式クロノグラフのお時計をお預かりしました。
ご要望
針の夜光が剥がれているので修理希望です。
修理予測
この度は大切なお時計をお任せいただきありがとうございます。
針の夜光塗料については、モデルもよりますが、
針の上に夜光塗料が乗っているわけではなく、針に夜光塗料が入る形に
穴が空いておりまして、穴を埋めるように塗料が着いている状態になっております。
モデルにより例外もございます。
そのため、夜光塗料が劣化しますと、剥がれ落ちてしまい、
針には穴が空いた状態になります。
視認性にあまり支障がない場合でも、
剥がれ落ちた塗料が文字盤の隙間から、機械内に侵入してしまいますと、
機械に挟まって、動作不良を起こす原因になることもございます。
落ちた夜光塗料は速やかに取り除く事をおすすめいたします。
また、針については、再度、新しい塗料を着ける事が可能です。
一度劣化している塗料を全て取り除きまして、
針を平らなところに設置して、夜光塗料を流し込みます。
塗料が乾いたら完成になります。
夜光塗料は経年により、くすんだり変色したりします。
そして、針から剥がれておちてしまいます。
紫外線や温度差、湿気の混入により、痛みやすいものになっております。
多くの針の夜光は修正可能ですが、文字盤の夜光につきましては、
逆に修理ができないモデルがほとんどでございます。
それは、針の夜光と違って、インデックスから夜光塗料だけを、
綺麗に取り除く事が構造的に難しいためでございます。
インデックス部品や文字盤と一体となっているため、
清掃や洗浄で取り除こうとしますと、下のインデックス部品を痛めたり、
文字盤の塗装を痛めてしまう恐れがございます。
そのため、文字盤上の夜光は、文字盤部品ごと交換が必要となる場合が
多くございます。
この度はご用命いただき、まことにありがとうございました。
【お見積もりにつきまして】
現在、大変多くご利用いただいておりますため、順番にご案内しておりますが、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。当工房で、修理の料金表を定めておりません。すべてのお時計をお預かりし1つ1つ拝見してお見積りをさせて頂いております。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
IWCのお時計を【IWCのための修理工房】でも紹介しております。
より専門的に多数事例を紹介しております。
今日の業務目標
できるだけ多くとのお問い合わせにご対応いたします。詳しく拝見させて頂きます。
この度はご用命いただきありがとうございます。
今日の業務スケジュール
10:00 – 10:30 – 休業時間中にコールセンターにお電話いただいた方にご連絡いたします。
10:30 – 11:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
11:00 – 12:00 – お見積りのご連絡に対しての返答のご対応をいたします。
12:00 – 13:00 – 無料の梱包ボックスをご用命いただいた方へ発送手続きをいたします。
13:00 – 14:00 – 休憩をいただきます。
14:00 – 20:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お電話、メール、窓口にて寄せられたお問い合わせにお応えいたします。
日報作成時間
20:00
(76272)
コメントを残す