時計修理工房の近藤でございます。
ご覧くださり、誠にありがとうございます。
本日は、【IWC】の修理につきまして、お話しをいたします。
宜しくお願い致します。
今日のお時計【IWC】
窓口にてお預かりしました、I様のIWCでございます。
大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
この度は、メンテナンスのオーバーホールを実施したいというご要望をいただきました。
I様のお話しによりますと、10年ほどご使用されていないようでございます。
10年ご使用なさっていない場合、内部で使用されている機械油は、
おおよそ変質していたり、劣化していることでしょう。
メーカーは、5年前後に1度のオーバーホールを推奨しており、
ご使用の有無に関わらず、機械油は劣化します。
遅くとも10年前後に1度は、オーバーホールを実施いただいた方が、
お時計のコンディションは良い状態を保てますので、お勧めです。
機械油が劣化した状態でお時計をご使用なさいますと、部品が摩耗する原因にもなり、
動作停止を招いたり、メンテナンスの際に交換部品が多く、高額になるなど、
お時計にとっても、お客様にとっても良いことはございません…
【オーバーホールメンテナンスの流れをご案内させていただきます。】
まずは裏蓋の開封を行い、必要に応じて、自動巻き機構や、その周辺の部品を外し、
機械を隅々まで検査、確認を行います。
この工程により、正確なお見積もりを作成してご案内いたします。
お見積もりをご確認いただき、ご了承いただきましたら、オーバーホールに着手いたします。
オーバーホールの工程は、機械の総分解、部品の洗浄、検査、組み上げ、注油、
調整、精度の確認、防水検査などを行います。
また、交換が必要な部品がある場合は、オーバーホールの組み上げの工程で、
交換します。
一通り作業が完了いたしますと、正確に動作するか検査を行い、
数日間かけて、可能な限り誤差が発生しないように、調整を繰り返します。
(この作業を精度調速と申します。)
全ての作業が完了しましたら、ケースに機械を納めて、
防水性が備わったお時計に関しては、防水検査を行い、作業が完了いたします。
ご希望の場合は、研磨仕上げを実施し、ケース、ブレスレットの小傷などを、
改善させていただきます。(別途お見積もりとなります。)
以上でございます。
IWCのお時計の修理見積もりは、現在2週間ほどお時間をいただいており、
オーバーホールの作業には5週間ほどお時間を要します。
また、オーバーホールの料金は、3針のタイプは36,000円前後、
クロノグラフの場合は、51,000円前後でご案内させていただきますが、
搭載されている機械の種類によりましては、前後する場合もございます。
予め、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
I様、大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
お見積もりが整うまで、今しばらくお時間をくださいますよう、お願い申し上げます。
時計修理工房
近藤
弊社は、IWCのお時計の修理を承ります。
お困りの症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
窓口は愛知県名古屋市西区那古野1-15-18にございますが、
全国対応をしており、郵送でのお預かりにも対応しております。
ご希望の場合は、梱包パックを無料でお届けさせていただきますので、
お気軽に、お申し付けください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 -窓口にて修理のご依頼の対応をいたしました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 -窓口にて修理を完了したお時計をお返しいたしました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00
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