本日もたくさんのお問い合わせ、ご来店をいただきありがとうございました。
なお、明日11月3日(祝・木)は休業とさせていただきます。窓口およびお電話やメールでのご対応が出来かねますので、ご迷惑をお掛けますが何卒よろしくお願いいたします。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様からお預かり致しましたグッチのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【グッチ】

「リューズが取れてしまいました。」

L様からお任せいただきましたのは、リューズが折れて抜け落ちてしまったグッチのお時計。
リューズは、わずかな衝撃や負荷で不具合を起こしやすいうえに突出している部品であるため、修理ご希望箇所としてご相談をいただくことが多くございます。抜け落ちる、芯を残しリューズだけが折れる、スクリューロックが出来なくなるなどが多い事例でございますね。時刻を合わせるためにも、また内部に異物が入ってしまわないためにも、早急なお直しをおすすめいたします。
このたびは、リューズの修理だけでなく巻真の交換を合わせてご提案致しました。巻き芯とは、リューズととムーブメントをつなぐ芯棒であり、オシドリやキチ車などの内部部品が固定され噛み合っております。大切な役目を果たす部品ではございますが、折れてしまった状態ではいけませんので交換を行いました。リューズはそれまでご愛用いただいていた部品をそのまま使用し、お直しすることが出来ました。破損具合によっては全て交換しなくてはならない場合もございますが、デザインなども変更されてしまうこともございますので、不幸中の幸いであったことと存じます。
最終点検のためリューズ操作を行った本日も、問題なく操作が可能でございました。早速、休日明けにはL様に修理完了のご報告を差し上げる次第でございます。【19910】

今日の業務目標

  • 休業日前に、お電話のみ差し上げ、お時計を発送し無くてはならない案件をすべて完了させます。→20件弱の発送までを完了しましたが、引き続き今週中に完了させるよう努めます。
  • インターネットバンキングに関する書類の提出を完了します。→誤りの箇所があったため、修正して再提出を今週中に行います。

日報作成時間

19:00 – 19:40

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

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私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同