時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。
ようやく暖かくなってきたと思いましたら、
また寒気が訪れる予報がございます。
寒暖差に体調を崩されませんよう、お気をつけくださいませ。
さて、本日は オメガのオーバーホール、
巻真交換、裏押さえ交換修理をご紹介させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。
今日のお時計【 OMEGA 】
ご郵送にてお預かりしましたのは、
50周年記念モデルのコンステレーション。
シェル文字盤全面にオメガのロゴが散りばめられ、
ベゼルとインデックスに、たくさんのダイヤが煌きます。
華やかでドレッシーなお時計でございます。
お客様のご要望
カレンダー調節を行っていたリューズで日付調節できなくなり、
時々リューズが抜け、動作が停止するようになりました。
お時計の状態
お時計を点検しましたところ、
内部には微細なホコリなどの汚れと、
油脂の劣化による固着が見受けられました。
カレンダーの不具合につきましては、
内部部品の「裏押さえ」と呼ばれる部品が
不良を起こしているために発生しております。
また、巻真の摩耗により、
引き出し時にリューズが抜けてしまう状態でございました。
修理のご提案
オーバーホールと合わせて、
裏押さえの交換、
巻真の交換が必要でございます。
※リューズは構造上、強く引き出しますと
抜けてしまう事がございますため、ご注意ください。
修理完了
修理進行いただき、職人に任せて
部品一つ一つを細やかに掃除したのち、
お時計内部の部品同士の摩耗を減らすために
新しい油を丁寧に挿し直しながら、
すべての部品の組み直しを行いました。
手作業で一人の職人が行いますため、
長らくお時間をいただきましたが、
正確な時刻を刻むように精度の調整も完了いたしました。
今回のメンテナンスにより、
今後ながらく快適にご愛用いただけるものと存じます。
この度は大切なお時計をお預けくださり、
誠にありがとうございました!
【お見積もりにつきまして】
現在、大変多くご利用いただいておりますため、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com
今日の業務
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
本日発送しますお時計の伝票発行、発送準備。
来社しました職人とお時計の受け渡し、打ち合わせ。
お見積もり作成、お客様へご連絡。電話応対。
日報作成時間
19:50 – 20:10
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