修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日は金属ベルトの修理についてお話させていただきます。
今日の時計の話「金属ベルトの修理(バックル編)」
金属ベルトの修理のご依頼もよく頂きます。ありがとうございます。
金属ベルトの故障で多いものの一つが、バックルの破損でございます。
ベルト(金属ベルトはブレスレットとも言われます)の留め具の部分をバックルと言います。
または、留め具の意味のクラスプやクラスプバックルという場合もござます。
ベルトをつけた時に表からバックル部分が見えないような作りになっているものは、クラスプと言う場合が多くなります。
バックルのヒンジの部分がちぎれてしまったというご相談をよくいただきます。
原因は、経年による金属疲労の末の破損や、部品への負荷が大きくかかってしまった事などがございます。
一度破損してしまった金属部品を元どおりにする事はできず、部品の交換が必要になりますが、溶接による再接着による修理が可能な場合がござます。
しかしながら、溶接修理をして接着した場合は、バックルのヒンジという接着箇所の面積が小さい部分のため十分な溶接面をとる事ができず、どうしても強度を出す事ができません。
そのため再発の可能性がございます。
お時計によってはバックルを交換した方が安価になる場合もございます。
バックル交換の半額ほどで溶接修理がきでる場合もございます。
しかしながら、再発してしまうと同じ溶接修理が必要になりますので、2回溶接修理になりますとバックル交換と同等の金額になってしまう事もございます。
お時計によっては、バックルのみの交換ができないため、バックルが破損した場合、ベルト一式交換が必要になるものもございます。
そのような場合、かなり高額となりますので、溶接修理は有効な手段となります。
とくにファッションブランドを兼ねているメーカーの金属ベルトは、ベルト自体のファッション性が高くアクセサリーとしての価値も置かれておりますので、高額になる場合が多いようでございます。
バックルがちぎれてしまうと、時計を落下させてしまい、お時計本体の故障に繋がる場合もございます。金属ベルトが壊れてしまいそうになった時は、しっかりと修理することおすすめいたします。
今日の業務目標
- できるだけ多くのお客様にお見積りをご案内いたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 12:30 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
12:30 – 13:30 – 休憩をいただきました。
13:30 – 14:00 – 修理職人へ修理の必要なお時計をお渡しする手配をいたします。
14:00 – 19:00 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お客様へお見積りをご案内いたします。
日報作成時間
20:00
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