時計修理工房の近藤でございます。
ご覧くださり、誠にありがとうございます。
本日は、電池交換をしてもすぐに動作が停止するカルティエの修理について、
お話しをさせていただきます。宜しくお願い致します。
今日のお時計【Cartier】
「つい最近電池交換をしたばかりなのに、もう時計が止まってしまった…」
そんなご経験はありませんか?「電池の不良かな?」と思われるかもしれませんが、
実は時計内部のメカニズムに原因が隠れていることが多くあります。
今回は、電池交換後すぐに時計が止まってしまう・遅れてしまう場合の主な原因と、
その対処法をご紹介いたします。
1. 最も多い原因:機械油の劣化による「消費電流の高まり」
クォーツ時計(電池式時計)であっても、
内部にはたくさんの小さな歯車(輪列)が噛み合って動いています。
この歯車の摩擦を減らすために「機械油」が注油されていますが、
使用しているうちにこの油は徐々に劣化し、減少していきます。
油が切れた状態で時計が動き続けると、歯車の回転に大きな抵抗(負荷)がかかります。
すると、時計の回路は「もっと強い力を出さないと針が動かせない」と判断し、
通常よりも多くの電流を消費して無理やり時計を動かそうとします。
その結果、新品の電池を入れてもあっという間に容量を使い果たし、
数週間〜数ヶ月ですぐに止まってしまうのです。
2. その他の考えられる症例
油の劣化以外にも、電池の消耗を早めたり、動作を停止させたりする原因があります。
電子回路ブロックの不良(寿命) 時計の頭脳とも言える電子基板(回路)、
そのものが経年劣化を起こしているケースです。
電圧をコントロールできなくなり、過剰な電流が流れてしまったり、
逆に電力がうまく伝わらなくなったりします。
過去の「電池の液漏れ」による接点不良 切れた電池を長期間入れたままにしておくと、
内部で液漏れを起こすことがあります。
その漏れた液が電池の接点(端子)を腐食させると、
新しい電池を入れても電力が正しく供給されず、すぐに止まってしまう原因になります。
コイルの断線・劣化 電流を磁力に変換して歯車を動かすための「コイル」が、
衝撃や劣化によって断線(切れてしまうこと)している場合、
電池が新しくても時計は動きません。
根本的な解決には「オーバーホール(分解掃除)」が必要。
電池交換ですぐに止まってしまう時計は、
単なるエネルギー切れではなく「時計からの故障のサイン」です。
とくに油の劣化や内部の汚れが原因の場合、そのまま使い続けるとパーツが摩耗し、
取り返しのつかないダメージに繋がることもあります。
針まわしが正常にできる状態であれば、
パーツ交換を伴わない「オーバーホール(分解掃除)」を行うことで、
再び新品の電池で長く正確に時を刻むようになります。
「電池を替えたばかりなのに調子が悪いな」と感じたら、
ぜひお早めに専門の修理工房へご相談ください。
時計修理工房
近藤
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弊社は、カルティエのお時計の修理を承ります。
全国対応しておりますので、ご遠方のお客様は、ご郵送にてお預かり可能でございます。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 -窓口にて、お時計をお預かりしました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 -お電話で、お見積もりをご案内しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00



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