2019年、最初のメルマガは、時計修理工房の近藤が担当させて頂きます。
宜しくお願い致します。
お客様、
新春のお喜びを申し上げます。
今年も旧年同様よろしくお願いいたします。
本年がお客様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
さて、早くもメルマガは、20号でございます。
いつもご覧頂き、誠にありがとうございます。
本日は、【劣化した機械油】と【磁気】の影響により発生する、
動作の遅れについてお話しをさせて頂きたく存じます。
機械式のお時計や、電池式のお時計はもちろん、
その他特殊機構のお時計や、ソーラー電波のお時計でございましても、
時に遅れが発生する事がございます。
一番の原因は、
お時計の内部で使用されている機械油が劣化したり、経年で減少することにより、
潤滑が低下し、負荷が掛かることで遅れが発生致します。
この原因は、どのような機構のお時計にも共通します。
機械油が劣化や減少している状態を改善するには、
オーバーホールと呼ばれる、お時計の分解洗浄作業が必要でございます。
費用は、お時計の構造や、機械の種類により様々でございますので、
明確な料金表は、ご提示出来かねますが、以下が目安でございます。
クォーツ(電池式)15,000円~30,000円前後
機械式(3針+デイト)18,000円~35,000円前後
機械式(クロノグラフ)38,000円~45,000円前後
※特殊機構や、メーカーオリジナル機械、ソーラー電波、
アンティークのお時計は、概算をお伝えすることも難しく、要見積もりでございます。
次にご紹介する遅れの原因は、磁気でございます。
電子機器から発生する磁気により遅れが発生することがございます。
スピーカー、パソコン、スマートフォンなど、主にスピーカーが搭載される、
電子機器が強力な磁気を発生させ、お時計の中に磁気を混入させてしまいます。
お客様がお時計を保管される場所の近くに、スピーカーなどの電子機器はございませんか?
お時計の中に磁気が入りますと、一時的に磁化してしまい、動作を妨げ、遅れが発生します。
磁気は目では確認出来かねます為、気をつけることが大変難しいです…
磁気を発生させる電子機器から、10cm以上離れれば、
磁気の影響はほとんど受けないと言われておりますので、
お時計を一時的に外される際などは、周りに電子機器が無い所をお選びください。
無いかと存じますが、磁気ブレスレットをされている腕に腕時計を付けますと、
間違えなく磁気が混入致します、健康器具にも要注意でございます。
※一度磁気が混入してしまうと、自然に抜けることは無く、
専用の機械で脱磁作業を行わなければいけません。
弊社に専用の機械がございますので、お困りの際は是非お任せくださいませ。
おおよその費用は、1,000円~3,000円でございます。
遅れに悩まされている場合は、是非改善させて頂き、
より快適に、お時計をご愛用いただきたく存じます。
その他、進みの症状や、止まりの症状、カレンダーが切り替わらない症状も、
本日ご紹介いたしました、機械油の状態や、磁気の影響により発生している場合もございます。
些細な症状でも是非ご相談ください。(このメルマガへの返信でもお問い合わせ頂けます。)
お時計をお任せ頂ける際は、
〒451-0042
愛知県名古屋市西区那古野1-15-18
那古野ビル南館214の窓口へ直接お持ち込み頂く。
もしくは、弊社が用意する、
お時計をお預かりする為の【無料郵送パック】にてお願いをしております。
▼無料郵送パックの申し込みはこちらで承っております。
https://www.w-repair.jp/inquiry/
▼過去のメールマガジンはこちらでご覧いただけます。
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お客様、今週末から、週明けにかけて、気温の変化が大きい一週間と伺いました…
体調管理は万全にしていただき、ご自愛くださいますようお願い致します。
時計修理工房 近藤
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ご迷惑をお掛けしましたこと、お手数をお掛けすることに謹んでお詫び申し上げます。
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