お客様、今夜のメルマガは時計修理工房の三島が担当させて頂きます。

よろしくお願い致します。

先日、11月15日(木)に新作ワイン「ボジョレー・ヌーボー」が解禁されました。

ボジョレー・ヌーボーとはフランスのボジョレー地区で生産されたブドウを

9月に収穫し2ヶ月で飲む事ができるように仕込んだワインの事でございます。

毎年11月の第三木曜日が解禁日でニュースにもなるため、

ワインを飲まない方でなんとなくご存知な方も多いのではないでしょうか。

なんと日本が世界で一番ボジョレー・ヌーボーを輸入しているそうで、

昨年は世界に輸出されたうち49%が日本に入ってきたそうです。

今週末は、いたる所でフレッシュなワインを味わった感想が飛び交いそうですね。

わたくしも酒屋を覗いてみようかと…

海外製腕時計でも日本は世界のトップ3に入るほどの海外製高級腕時計(主にスイス製)の

輸出国となっており海外メーカーから多くの腕時計が海を渡って日本国内に輸入されております。

今夜は輸入時計についてのお話です。

海外メーカーのお時計を日本で購入したい時、大きく分けて2種類のお時計がございます。

「正規輸入品」と「並行輸入品」でございます。

正規輸入品は、海外メーカーの国内法人または、海外メーカーと直接に契約を交わした

輸入・販売代理店がお時計を輸入し、国内の直営ブティック、宝飾店、百貨店などで

販売しているお時計になります。

メーカーから小売店まで、メーカーの考え方やブランディングを統一・共有して販売しています。

海外メーカーの日本法人はブランド名を冠した企業名である場合もあれば、

グループ会社名(いわゆる親会社名)である場合もございます。

正規販売代理店名が国内メーカーとされている場合もございます。

国内総代理店という言い方をする事もございます。

輸入時計の代表的なグループ企業といえば

「LVMH」「リシュモンジャパン」「スウォッチグループ」などが挙げられます。

これらの企業は、時計の他にも有名ファッションやお酒のブランドを傘下に収めております。

正規輸入品を購入する際には、お時計が持つブランドを最も感じ取る事ができ、

最も良い状態で入手いただけるはずです。

また手厚いメーカーのアフターサポートを受ける事ができます。

一方、並行輸入品は、海外メーカーが海外で販売しているお時計を、

中間卸業者や小売店が買い付け、それを輸入業者が輸入したものを

日本国内で販売しているお時計になります。

並行輸入品は、日本国内未発表モデルや正規店で扱いのないお時計を入手できたり、

また安価に入手できたりする機会が多いのがメリットでございますが、

反面、海外メーカーが把握していないルートで日本国内に入ってくるため、

国内メーカーのサポートが受けられない事が多いというデメリットがございます。

並行輸入品のお時計の部品は、国内メーカー以外に我々のような修理業者の間にも

出回ってないものでございますので、部品交換を伴う修理が大変難しくなっております。

また流通のどこかで精巧に作られたコピー製品が混じってしまうという危険性もございますね。

正規輸入品にしても、並行輸入品にしても、

製造からお客さまのお手元に渡る間にタイムラグが発生いたします。

時には卸売業者・代理店・小売店の倉庫で在庫として数年単位で保管されていた物である事も。

保管されている間に、機械式のお時計であれば内部の機械油の経年劣化、

クオーツ式(電池式)のお時計であれば電池の消耗が進んでいる事があり、

新品購入したにも関わらず、間もなく停止してしまったり、

調子が悪くなったというお話でご相談いただく事もございます。

このようなお時計を入手して間もない不良については、

まずはご購入頂いた販売店にご相談頂くのが良いかと存じます。

販売店で対応できないような事態がございましたら、当工房にもご相談いただければと存じます。

当工房では、正規輸入品、並行輸入品に関わらず、修理を承っております。

ご所有されているお時計が、どちからか分からないという場合でも、

お気軽にお声がけ頂ければと存じます。

▼無料郵送パックの申し込みはこちらで承っております。

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今週末のはお天気が崩れる地域もございます。

最低気温が10度を切る地域も増えて

冷え込みを感じる事も多くなってまいりました。

是非ご自愛くださいませ。

時計修理工房

三島

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ブログにて時計修理についての業務日報を掲載させて頂いております。

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よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 近藤【時計修理工房】が執筆しました。

初めまして、時計修理工房 店長の近藤と申します。何卒宜しくお願い致します。 私は、見積りを整え、お客様にご案内する業務を中心に、大切なお時計をより安心してお任せ頂けるよう、実績やサービスの向上に努めております。 修理の不明点などございましたら、工程を事細かく説明を致しますので、お問い合わせください。 また、愛知県名古屋市の本社窓口に在籍しておりますので、窓口にいらした際には是非直接ご挨拶させて頂ければ幸いでございます。 お時計がお好きな男性のお客様は、お車がお好きな方が多くいらっしゃいます!私もその一人でございまして、休日は趣味の車を車庫から引っ張り出し走りに繰り出す事も…。 お車がお好きなお客様は、大切なお時計のお話と共に、ご愛車のお話も是非お聞かせ下さい。

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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

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私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同