昨日もお問い合わせ、ご来店いただきありがとうございました。また、昨日は時計の保険についてのご案内方法を学ぶため、誠に勝手ながら、17時より窓口でに受付を締め切らせていただきました。ご来店をご希望いただいたお客様には、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。弊社では、お時計をはじめとする携行品にご利用いただける便利な保険をご紹介しております。あらかじめご加入いただく必要がございますが、ご利用いただいたお客様にはたいへんご好評いただいております。こちらの記事でもご紹介しておりますので、ご覧くださいませ。→お時計の修理にご利用いただける保険
時計修理工房の石川から、昨日の時計修理業務をご報告するとともに、”修理のための費用”につきましてご紹介致します。
【修理のための費用】
腕時計の修理、とはいってもいったいどれくらいの費用を要するのか。大切なお時計でありましても、やはり気になるところではございます。初めてのご経験であればなおのこと、お直しが可能であるのか、どのような修理が必要なのかも想像がつかないときには、ご不安にもなられるものです。現に、お問い合わせいただく内容は費用に関することが多くを占めます。私どもも、お客様にご納得いただけるかたちでお役に立ちたく存じております。
私どもの修理代金には、料金表を設けておりません。お時計をお預かりする前に、鮮明にご案内できかねることを心苦しく感じることもございます。しかし、それには理由があります。お時計一本一本を丁寧に拝見し、その症状や今後のご使用方法にあった提案を心がけているからです。
お客様にそれぞれのストーリーがあるように、お時計のもつ背景もすべてが異なります。似ている症状はあれど、まったく同一のものが存在しないため、お時計にあった適切な修理方法も変化します。実際に拝見し、十分にそのお時計を理解する必要があることから、お見積りに時間をかけることもございます。想像していただけるでしょうか。腕に収まるサイズの精密機械、その内部には無数の歯車や回路がつまっております。たったひとつ、米粒以下の部品が引き起こす不具合もございます。オーバーホールの作業には、一人の職人がつきっきりで丸一日以上をかけることも少なくありません。
そのため、費用の内訳としては、職人の技術に対する対価、それから一部を弊社のシステム運営に充てております。過去の修理履歴によるおおよその費用をお伝えすることは可能ですが、お客様のお時計はどれ一つ、まったく同じ状態ではございません。職人のたしかな目で判断した「ほんとうに必要な修理は何であるのか」を、そしてお時計のためを考えた「将来必要になる修理」について、詳しく丁寧にご説明差し上げることが、弊社のお見積りにおける誇りでございます。ご納得いただいてから修理作業を行うため、片道分の送料のみをいただきますが、無料でご案内させていただきます。
ただ、私どもでお役に立つことが出来れば・・・職人のすばらしい技術とお客様の喜びをつなげたいと考えております。そうして振り返れば、これまでにお預かりしたお時計は2,0000本を超えてまいりました。うち9割のお客様に、修理のご用命をいただいております。
もし、ほんの少しでも信頼していただけるのであれば、一度大切なお時計を詳しく拝見させてください。
昨日の業務目標
- 保険についての講習会に参加し、より詳しい情報を学びます。→保険の内容については、有資格者でしかご案内してはいけない決まりとなっていることを知りました。そのため、ご案内の手順や基本の知識をおさらいしました。
- 郵送や窓口でお預かりした、本日分の計15本のお時計の受付作業を行います。→16時以降にデータ入力、お客様へのご連絡を行いましたが、講習会参加のため状態の確認および状態撮影が未完了でした。本日、残りの作業は笹野さんにお願いします。
本日への引き継ぎ事項
- 修理を完了したお時計、また修理不可となり窓口に返却されたお時計をすべて点検し、ご対応します。
- 会議議事録のまとめを行います。
- 代金引換でお代をいただいたお客様のチェック、お客様へのお礼のご連絡を行います。
- 銀行口座への入金、金庫内の両替を行います。
日報作成時間
10:00 – 10:40
19:00 – 19:00
20:00 – 20:00
21:00 – 21:00
年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。
12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日 休業
1月5日〜 通常営業
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。
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