修理工房の近藤でございます、本日もブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。
本日は、ベルトの加工取り付けについてご紹介致します、宜しくお願いします。
今日のお写真【時計用ベルト加工取り付け】
お客様、ベルトでお悩みではございませんか?
ケースの形状が特殊で、市販のベルトは取り付けできず…
でも、メーカー純正のベルトは入手に時間がかかりましたり、
ご予算と合わなかったりと、様々な理由で悩まれているのでは無いでしょうか。
しかし、ベルトに少し手を加えるだけで、
市販のベルトがお取り付けできる場合がございますので、詳しくご紹介を致します。
まずは純正ベルトしか対応していないとされる形状の種類をいくつか上げます。
1、ベルトが、専用のピンで固定されている。
2、ベルトがネジで取り付けられている。
3、ベルトの形状が特殊。(またケースの形状が特殊)
などが、多くご相談いただく事例でございます。
【1、ベルトが、専用のピンで固定されている。】場合は、
専用のピンに変わる代替えのピンを使用して、社外製ベルト取り付けを試みます。
以外と社外製のピンは、種類が豊富でございますので、お色や長さが合うものが見つかることが殆どです。
【2、ベルトがネジで取り付けられている。】場合は、
まずはネジを外しベルトの形状を確かめ、ベルトに穴を開けて(加工)固定できるように致します。
※ネジでベルトを固定するタイプは、ベルトの中に金属の板が入っておりますが、
社外製ベルトには板が入っておりませんので、補強をしてお取り付けする方法しか方法はございません。
【3、ベルトの形状が特殊。(またケースの形状が特殊)】場合は、
純正のベルトと同じ長さに加工を施し、お取り付けを試みます。
加工を行う為、見栄えや強度は比較的低下致しますが、よく見なければ目立たないほどでございますし、
強度は普通にご使用いただく分には、問題ございません。
その他の手法として、純正ベルトに似せてベルトを1から別作する方法もございます。
純正ベルトに内臓される金具等も新たに作成するベルトに移植できますので、違和感なくご使用頂けます。
どのようなご要望にも最大限お力になれるようにご対応しておりますので、
他店で難しいと言われた場合や、メーカーでは廃盤となり生産が終了していて購入できなかった場合など、
是非お任せ頂きたく存じます。
本日、テストで加工を施させて頂きましたベルトをご紹介致します。
お時計は、クリスチャンディオールでございます。
純正ベルトしか取り付けができない特殊形状でございますが、
メーカーではベルトの生産が終了しており、ベルトを入荷することができかねました為、
同じ幅の社外製ベルトを用いて、交換をご提案するために加工を進めております。
ケースの形状に沿ってベルトを加工し、
ネジで固定されている部分と同じ規格に致します。
横から見ますと、本来バネ棒と呼ばれるピンがハマる穴がございますが、
こちらのお時計はネジで固定致しますので、この穴は必要ありません。
しっかり純正美錠も使用可能でございます。
最後までお目通しくださり、誠にありがとうございます。
今日の業務目標
・見積りの返事を頂けていないお客様にご意向を伺う
・お問い合わせのメールにより詳しい詳細をご案内する。
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
19:00 – 19:49
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