時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
本日は、ロレックスのお時計の修理をご紹介します。
よろしくお願いします。
今日のお時計【ROLEX】
弊社の本社窓口で、お預かりしました、S様のロレックスでございます。
エクスプローラーⅡと呼ばれるモデルであり、24時間針がついているという、
特徴がございますが、ベゼル部分の刻印も大変特徴的て、
唯一無二のデザインと存じます。
大切なお時計を弊社にお任せくださり、誠にありがとうございます。
この度は、動作の遅れということで、ご相談いただきました。
確認をしますと、自動巻き機構のローターの真(軸)が錆びており、
巻き上げ不良をこしていることで、ゼンマイが通常時よりも、
巻き上がりが悪い状況でございました。
ゼンマイ自体も劣化しており、本来の性能を発揮できない状態に、
なっていたと考えます。
ゼンマイは80%以上巻き上がっている時には、
安定した精度が維持できますが、解け切りそうな10%付近では、
進みや、遅れが発生することがございます。
これは単純に、機械を動かす動力不足ということでございます。
以上を踏まえ、必要になった修理は、オーバーホール、ゼンマイ交換、
ローター真交換、パッキン類の交換、防水検査でございます。
内部機械の部品を交換する際は、基本的にはオーバーホールが必要となります、
また、この度は内部の機械油も劣化傾向にありましたので、必要でした。
パッキン類は、防水性の維持の為に必要で、最後には防水検査を行い、
しっかり気密性が保たれていることを確認致しました。
オーバーホールは4年前後に一度実施することを推奨されています。
理由は劣化する機械油を入れ替える為、部品の摩耗を防ぐ為、
サビの発生を防ぐ為、湿気の蓄積を防ぐ為など様々ございますが、
確実に申し上げられるのは、ノーメンテナンスのお時計よりも、
コンスタントにメンテナンスを実施いただいているお時計の方が、
最終的な寿命は長いということです。
大切なお時計は、一生ご愛用いただきたいものです。
メンテナンスを怠れば、一生終える前に寿命を迎えます。
より長くご愛用いただくためにも、メンテナンスは重要です。
この度は、内部の機械をしっかりとリフレッシュいたしましたので、
しばらくは安心してご使用いただけると存じます。
大切なお時計をお任せくださり、ありがとうございました。
時計修理工房
近藤
「ロレックスのお時計は、【ロレックスのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
21:00
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