時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
本日は、チュードルのお時計の修理をご紹介致します。
宜しくお願いします。
今日のお時計【TUDOR】
窓口にてお預かりしました、チュードルのお時計でございます。
大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
この度は、メンテナンスのオーバーホールをご依頼いただきました。
ご購入から約30年ほどと伺っております。
現状不具合がないようで、定期的なメンテナンスでございます。
お時計は不具合が出ないうちに、メンテナンスを実施いただきますと、
部品を傷めてしまうことが少なく、最終的な寿命も伸びますので、
本当にお勧め致します。
オーバーホールの主な流れは、お時計を開封し、機械をケースから外します。
機械を隅々まで検査、確認し、摩耗している部品や、錆びている部分、
不具合を起こしている機能を確かめた上、見積もりを作成します。
見積もりが仕上がりましたら、ご案内をして、ご了承いただけましたら、
機械の完全な分解作業に着手致します。
機械は、分解できるところは全て分解し、部品の検品をしながら、
洗浄します。
洗浄しましたら、修正が必要な部品は修正し、元のようにします。
交換が必要な部品はこの時に交換し、この作業が完了しますと、
再組み上げに取り掛かります。
油を差すべきポイントに注油しながら、組み上げ、部品の整合性を整え、
完璧に組み上がりましたら、機械の精度調整に移行します。
機械は、ただ組み上げるだけでは正常に動作致しません。
分解洗浄、組み上げ後に調整をすることで初めて、正確に動作します。
機械により、この調整に要する時間は異なり、アンティークのモデルに、
なればなるほど、精度出しは難しくなります。
ご使用環境や、ありとあらゆる角度を想定して、平均的な精度を出しますと、
機械をケースに戻し、改めて精度の検査をして、基準を満たしたお時計が、
ようやくオーバーホール完了となります。
細かい作業は、上記の内容意外にも多々ございますが、
簡潔に申し上げますと、現在の通りでございます。
機械油は4年〜5年で酸化して、変質して、動作を遅らせてしまうことも、
ございますので、メーカーは4年に一度のオーバーホールを、推奨なさいます。
弊社も同じように4年〜5年の、機械油が劣化する頃に、
一度点検を実施していただき、必要であればオーバーホールを、
ご検討いただくよう、お願いしております。
全てはお時計を快適にご愛用いただく為、
末長くお楽しみいただく為でございます。
この度は、不具合、調子が悪くなる前に弊社にお任せくださり、
誠にありがとうございます。
しっかりとメンテナンスを実施し、これからも末長く、
ご愛用いただけるように、努めます。
お見積もりのご案内まで、今しばらくお時間をくださいますよう、
お願い申し上げます。
「チュードルのお時計は、【チュードルのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
22:00
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