時計修理工房の岸でございます。先日は日曜日の営業を行い、多くのお客様にご来店頂きました。誠にありがとうございます。恐れ入りますが、次回、日曜日の営業は未定でございます。改めてお知らせ致しますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
また、土曜日は通常通り営業を致しますので、お気軽にご来店くださいませ。
本日は良くご質問を頂く、オーバーホールの工程をご紹介を致します。是非、ご覧くださいませ。

オーバーホールは、お時計内部の150点以上ある歯車、ネジ、の部品をすべて分解し、部品に付着している劣化した油や汚れを洗浄で落とします。新たに油を加えながら一つ一つ部品の組み上げを行う作業でございます。
クロノグラフの機能がついているお時計の場合、部品の数はなんと250点以上といわれております。
こちらの作業を裏蓋を開けるところから閉めるまで、職人一人で行います。
その後、気温が高い状況から低い状況まで過酷な状況での検査。専用の巻き上げ機による、実際に使用される環境に近い状況での精度を確認。遅れ、進みが見受けられる場合は再度調整を行います。テンプと呼ばれるお時計の精度を司る部品がございますが、肉眼ではわからない程、細やかな調整を専用の器具と機械を使用しながら行います。

すべての検査をクリアしたお時計がお客様のお手元にお納めされます。

たった一つの部品の緩み、取り付け不完全がお時計の動作に支障をきたします。じっくりと時間をかけ慎重な作業を行なっているのです。

いかがでしたでしょうか。その他ご不明な点や聞いてみたい事がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。

引き継ぎ事項

  • お問い合わせフォームよりお申込み頂きましたお客様、メールでご相談を頂きましたお客様へ順次ご連絡を差し上げます。
  • お見積りの期限の近いお客様には、順次ご連絡を差し上げます。

日報作成時間

20:00 – 20:15

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



アバター画像

この日報は、 岸 【時計修理工房】が執筆しました。

TAG HEUER CARRERA を使用しております時計修理工房の岸でございます。私の時計は初めてのボーナスの時に少し背伸びをして購入致しました。購入から1度メンテナンスを行っており、現在も元気に動いております。少し進み気味でせっかちな時計ですが、思い入れのある時計でございます。 お客様のお時計にも様々な思いが込められているかと存じます。お時計の思い出をお聞かせ頂けますでしょうか。ご相談をお待ちしております。

岸 【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同