ウィットナーのオーバーホールを完了いたしました。（愛知県岡崎市／Ｙ様 ）

本日もご来店、お問い合わせをいただきありがとうございました。
あす10月21日（土）は10時〜17時にて営業しております。心よりお待ちしております。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様からお客様よりお預かり致しましたウィットナーのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【WITTNAUER】

以前にもお時計の修理をご依頼いただいたＹ様より、このたびもメンテナンスのご相談をいただきました。
スイスのLONGINES（ロンジン）社が、1970年代頃までアメリカで販売していたという「ウィットナー」。レトロなミリタリーテイストが味わい深いデザインでございますが、Ｙ様は文字盤の汚れが気になられるとのこと、またクロノグラフのリセットが正確に行えない症状について、改善をご希望でいらっしゃいました。
内部を拝見しますと、機械の潤滑油が乾ききってしまっておりましたため、まずメンテナンスとしてオーバーホールが必要な状態でございました。実のところ、部品の摩耗が多数予想されること、部品の生産が終了しているモデルであることから、各工房でお直しが困難と判断され、長らくのお日にちをいただき、ようやく作業を手がけて下さる職人さんを見つけた経緯がございました。
また、生産から年数が経たれているお時計ゆえ、クロノグラフ周辺機構は、かつて不具合が出ていくなかで改善のために作成された部品や、加工された部品が使用されておりました。
お直しされながら、大切に扱われてきたことが感じられます。このたびも、「リセット時に12時の位置に針が戻らない不具合」の改善のため、一部部品の交換を行いながら修理を実施いたしました。
文字盤の修復は、Ｙ様のご意向により実施には至りませんでしたが、歴史を刻んだフェイスはあえてそのままに、メンテナンスの施された状態の良いムーブ機構というのも、とても素敵であることと存じます。
このたびは、大切なお時計をお任せいただき誠にありがとうございました。【26914】

時計修理料金の概要

・部品交換を含むオーバーホール
計105,000円前後の費用にて修理完了致しております。
※実際のお時計の状態により修理金額が前後致しますので、正式な費用はお見積り後にご案内差し上げております。ご参考程度にお願いします。

今日の業務目標

• 昨日の営業時間外〜本日営業時間内にいただいた、すべてのお問い合わせのメールにご対応いたします。→完了しました。
• 不要な書類やダンボール等の資材を処分し、清掃します。→事務所内一部完了しました。

日報作成時間

18:45 – 19:00

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