修理工房の近藤です。本日もたくさんのご来店、誠にありがとうございます。
本日は、リューズ不良をご紹介致します。宜しくお願いします。
今日のお写真【オシドリ、巻真、リューズ】
リューズが抜けてしまう症状でお困りでしょうか?
リューズが抜ける症状の原因は大きく分けて2つございます。
・巻真と呼ばれるリューズを回した動力を内部機械へ伝える軸が破断することにより抜ける。
・オシドリと呼ばれる巻真を固定している部品が不良を起こすことにより巻真から抜ける。
オシドリはリューズに取り付けられている巻真に噛み合い、固定する役割をしております。
オシドリが巻真の溝に入ることで巻真の位置を固定し、
時刻を合わせる時に、リューズの切り替えスイッチの役割をしております。
【リューズを引き出すとオシドリが時刻操作を行う機構を動かし、時刻を操作が行えます】
このオシドリが緩みや破損により本来の位置からズレてしまいますと、リューズがすっぽり抜けてしまいます。
自動巻のお時計の場合、頻繁に時刻操作やカレンダー操作を行うので、クォーツのお時計と比べますと不良を起こす可能性が高いです。
磨耗しておりませんでしたら、修正や再取り付けで修理が可能です。
クォーツのお時計の場合あまり操作しない部分でございますので、磨耗は少ないですが、自動巻機構のお時計と比べますと、オシドリの強度が弱いので、変形により不良を起こし、交換が必要となる場合があります。
一旦抜けてしまいますと戻らないことがほとんでですが、強く引っ張ってしまった際にオシドリの不良とは関係なく抜けてしまうこともあります。
その場合はゆっくり戻して頂ければ問題ございません。
戻せない場合は、オシドリが不具合を起こしている可能性が高いので、無理に戻さず保管してください。
リューズが抜けてしまう症状改善可能です!是非ご相談ください!」
▼2024年4月 追記
リューズ抜けの症状の修理に関しては、ブランド問わず承っております。
他店でお断りされてしまった場合でも、弊社にお任せください。
修理費用の概要
修正で改善が可能な場合は、5,000円〜10,000円が多い金額帯でございます。部品の破損している場合は別途お見積もりさせていただきます。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内。
今日の業務スケジュール
10:00 –12:00 -お時計の受付を行いました、状態確認、写真撮影。
13:00 -休憩をいただきました。
14:00 –17:00 -見積りのご案内。
18:00 -職人にお時計のお任せ。
19:00 -窓口対応。【お時計のお預かり】
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内。
日報作成時間
19:00
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