こんばんは、時計修理工房の平野でございます。本日、名古屋はまるで梅雨を感じさせない青空が広がる、いいお天気でございました。西の空にはなめらかな夕焼けが広がり、電話越しにも笑顔が伝わるような快い接客ができたのではないかと自負しております。本日もたくさんのお問合せ、誠にありがとうございます。

今日のお時計【セイコー】

「古い時計だから、もうダメかもしれない・・・」

悲しそうな声でセイコーの腕時計についてのご相談をくださいました大阪市にお住まいのH様。ずっと大事に使ってたお時計のラバーベルトが経年劣化と落下の衝撃にて破損してしまったと、かなりご落胆のご様子でございました。

「購入したところに持って行ったのだけど、アンティークの部類の時計だからもう在庫が無いと、お断りされてしまいました。どうにかならないでしょうか?」

お電話越しの声からも、思い入れの深さや時計への愛情がひしひしと伝わり、何としてもお力になりたいと胸が熱くなりました。

お時計によってはメーカーでの生産が終わっていたとしても、職人が個人で在庫を持っている可能性がある。もし、在庫もなく手配が難しい場合には、現行モデルのベルトを用いた交換や、代替品からできるだけ近いものをお探しさせていただきたい。メールやFAX、郵送などにてお写真をお送りすることもできます。と、つい熱く、できうる限りの提案をさせていただきましたところ、

「そんなこともできるんですね。同じものが無いのならもう駄目なんだと、半ば諦めてました。もちろん同じベルトが第一希望だけど、在庫切れだったら仕方ないよね。また時計が使えるようにしてください。」

と、嬉しそうな声で、ご郵送でのお預かりをご快諾いただきました。ご依頼ありがとうございます。本日の集荷にて、お時計を安全に梱包し郵送するための箱「無料パック」をお送りいたしましたので、大阪府でございましたら、明日明後日には到着するかと思います。

「無料パック」の到着まで、今しばらくお待ちくださいませ。

今日の業務目標

  • 青空に恥じない、快い接客を心掛ける。
    →窓口でのご対応は無かったものの、電話での問合せに対しては十分な成果を出せたのではないかと思います。

 

日報作成時間

19:55 – 20:10

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この日報は、 平野 【時計修理工房】が執筆しました。

こんにちは、時計修理工房の平野です。愛用の時計はラドーのゴールデンホースでございます。僕が生まれるずっと前から受け継がれ、愛用されている。そんな物語を感じさせるようなアンティークのお時計が好みでございます。

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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

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私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同