時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。
さて、本日は グッチのオーバーホール、
ガラス別作修理をご紹介させていただきます。
どうぞ宜しくお願い致します。
今日のお時計【 GUCCI 】
ご郵送にてお預かりしましたのは、2600M。
縦長のスリムなケースは
なだらかにカーブを描き、
パールホワイトにブラックの太いライン、
二針のシンプルでクラシカルなデザインのお時計でございます。
購入からかなり経っており、割れている風防の交換希望です。
お時計を拝見しましたところ、
内部機械にガラスの破片が混入しておりました。
ガラスの破片が内部に混入している状態では、
いつ動作が停止してもおかしくない状態でございます。
そのためガラスの除去作業が必要となります。
除去作業は、一度お時計を分解し洗浄した後、
部品1つ1つに注油を行い、組み直すという
オーバーホールの工程が必要となります。
割れているガラスにつきましては
特殊形状でございますので、
社外製のガラスでは対応できかねます。
また、純正のガラスが手配不可能なため、
ガラスを一から作成する「別作」の修理をご提案致しました。
修理進行いただき、
さっそく職人に任せて内部の機械を全て分解し、
ガラスを取り除きながら部品一つ一つを丁寧に掃除したのち、
お時計内部の部品同士の摩耗を減らすために
新しい油を丁寧に挿し直しながら、
すべての部品の組み直し作業を行いました。
合わせて一から削り出して作り上げたガラスを
お取り付け致しました。
全て手作業で一人の職人が行いますため、
長らくお時間をいただきましたが、
正確な時刻を刻むように精度の調整も行いました。
今回のメンテナンスにより、
K様の大切なお時計もこの先長らく快適にご愛用いただけるものと存じます。
本日、お時計の最終チェックが完了しましたのち、
K様にメールにて修理完了のご報告を差し上げました。
この度は大切なお時計をお預けくださり、
誠に有り難うございました!
明日の便でお送りいたします。
現在、大変多くご利用いただいておりますため、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
時計修理金額の概要
- オーバーホール
- ガラス別作
今回の修理金額は5万円台でございました。
※お時計のモデルや修理内容により金額は変動いたしますので、まずはお見積もりをご依頼ください。
お見積もりまでは無償でございます。(お返しの送料はご負担いただいております。)
今日の業務目標
- 慎重に完了品チェックをし、お届けまでのフローをスムーズに行います。
今日の業務スケジュール
10:00 – 窓口でのお引き取りのお時計の準備。電話応対。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
本日発送します修理完了しましたお時計の伝票発行、発送準備。
14:30 – 休憩をいただきました。
15:15 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
届きました修理完了のお時計の仕分け作業。電話応対。
各職人に修理完了予定納期の確認リスト作成。
19:00 – お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
日報作成時間
19:10 – 19:35
33683
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