時計修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
本日は、ガガミラノのお時計について、お話をさせて頂きます。宜しくお願いします。
今日のお時計【GAGA MILANO】
弊社は、ガガミラノのお時計の修理を承っています。
特によくご相談いただく、症状は以下の3つでございますので、
本日は、手短でございますが、ご紹介させて頂きます。
-【ガラスの破損】
お時計の構造上、ガラスが突出している大きなカーブ形状のガラスを採用していますので、
ぶつけてしまった際や、落下した際などにはガラスが割れてしまう事例がよくあります。
一度割れてしまったガラスは修復が困難の為、交換が必要となります。
また、ガラスの破損状況によりましては、機械内部にガラス片が混入している事で、
動作不良を起こしているお時計もございます。
そのような場合は、機械の分解洗浄修理(オーバーホール)が必要となります。
-【リューズの破損】
リューズとは、時刻操作を行う為の【つまみ】の名称でございます。
クラウンとも呼ばれる事もございますが、弊社ではリューズと統一して呼んでいます。
リューズと、機械との間には、【巻真】と呼ばれる太さは、わずか1mm程の真があり、
この巻真が負荷や、衝撃、経年的な疲労で折れてしまいますと、リューズが抜ける事で、
時刻動作を行う事ができなくなってしまいます。
改善方法は、巻真の交換が必要で、場合によりましてはリューズと同時に交換を行う必要があります。
(ねじ込み不良等の修理も承っています。)
-【文字盤の破損】
手巻きのガガミラノに大変多い、文字盤上のインデックスが剥がれる症状ですでございます。
なぜ手巻きのお時計に多いかと考えましたが、おそらく手巻きでゼンマイを巻き上げる際に、
強い力が機械に加わり、その力がねじれになり文字盤に伝わる事で、文字盤の表面が歪み、
接着されているインデックスが剥がれてしまうものと存じます。
剥がれやインデックスは、再接着にて取り付けが可能でございます。
(その他、文字盤の足折れにて文字盤が傾いてしまう症状もございます。)
以上代表的な3つの症状のご紹介でした。
弊社は、上記以外にも、電池交換、ベルト交換、オーバーホールなど、
様々な修理に対応できるように体制を整えていますので、お困りの際は、
是非わたくし近藤までお問い合わせいただけますと幸いです。
ご相談お待ちしております。
「ガガミラノのお時計は、【ガガミラノのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
11:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
14:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
15:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
16:00 –必要資材の発注を行いました。
17:00 –打ち合わせを行いました。
18:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
19:00 – 19:30
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