時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご依頼・ご来店を誠に有り難うございます。
月に500本ほど、全国からお時計をお預かりし、
完了品も含めて 1,000本ほどの中から、
スタッフが各自、ご紹介させていただいております。
さて、本日は オメガの懐中時計の針取り付け修理をご紹介させていただきます。
今日のお時計【 OMEGA 】
ご郵送にてお預かりしましたのは、1930年代頃の懐中時計。
ホワイト文字盤にブラックのアラビア数字インデックスとブルースティール針。
6時位置にスモールセコンドがあり、アンティークのため全体的に劣化が見られ、
お取り扱いには注意が必要でございます。
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お客様のご要望
分針が外れてしまいました。直らない場合は、針交換でも良いです。
百貨店の時計修理には、部品は変えずこのまま記念で持っているのも良いでのはと言われています。
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お時計の状態・お見積もり
お時計を拝見しましたところ
長針が外れておりましたため、再取り付けの可否確認となりました。
文字盤に亀裂が多数あり、針もかなり劣化しているため、
外れやすい状態になっております。
交換可能な針は現在入手できかね、
応急処置として、長針取り付けのご提案をさせていただきました。
振動や衝撃に弱く、再発の可能性があり、応急処置となります。
そのため、保証はございません。再発しました場合は、再見積もりとなります。
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修理完了
お電話にて、上記ご了承の上、修理進行をいただきました。
さっそく職人に任せ、慎重に取り付け修理が行われました。
懐中時計は、腕時計と違い、あらゆる角度の動きには対応しておりませんため、
特にアンティークということもあり、少しの振動や衝撃にも注意が必要です。
形見の大切なお時計ということで、
針を取り付けて動かせる状態にしてお届けでき、お喜びいただけたら嬉しく存じます。
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【お見積もりにつきまして】
現在、大変多くご利用いただいておりますため、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。
電池交換のみの場合でも、動作テストなど1週間から10日ほどお日にちいただいております。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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今日の業務
窓口でのお引き取りのお時計の準備。電話応対。
本日発送しますお時計の伝票発行、梱包・発送作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
お見積もりの作成、お客様へメール・お電話にてご報告。
ほか
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日報作成時間
18:40 – 19:10
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