修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日はSEIKOのグランドクオーツ修理をを承りました。
今日のお時計【SEIKO】
セイコーのグランドクオーツのお時計をお預かりいたしました。
30年以上前に購入したものとお聞きしております。針はしっかりと動いておりますが、文字盤の汚れは酷くガラスの縁の内側には、緑色の青錆かカビのようなものが、見受けられます。
どうやらケースのパッキンが劣化しており、劣化したパッキンの隙間から湿気が入り混み長い間そのままにしていたため、湿気による腐食が進み。カビや錆びの発生を招いてしまったものと思われます。こうなってしまいますとパーツの洗浄のみでは、キレイにする事ができずパーツの交換になってしまいます。
素材自体が変質してしまいますので、部品に隙間ができて防水性能が衰えてしまいます。文字盤も例外でなく、基本的には交換になってしまいます。
しかしながら、古いお時計であればあるほど、メーカーに交換パーツの在庫がすでにないという事がありございます。国内メーカーですと部品の保有期限は最低8年ほどと言われており、モデルよって差があるようでございますので注意が必要です。
交換部品がすでになかった場合に文字盤をキレイにする方法としてリダンがございます。文字盤の上から塗料を塗り直し、インデックスを付け、ロゴなどをプリントし直す技法でございます。新品のようにキレイにすることが可能でございますが、メーカーから見ると改造品扱いになってしまい、その後のメーカーメンテナンスが受けられない場合もございますので注意が必要です。文字盤修理の最後の砦といえるでしょう。
この度はご用命いただきありがとうございました。
今日の業務目標
- できるだけ多くお客さまにお見積りをご案内いたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 12:00 – 窓口やお電話にてお問合わせのお客様のご対応。お見積のご案内をいたしました。
12:00 – 13:00 – 休憩をいただきました。
13:00 – 19:00 – 窓口やお電話にてお問合わせのお客様のご対応。お見積のご案内をいたしました。
明日への引き継ぎ事項
- お時計のお受付の他、修理の完了したお時計の納品、お見積りのご案内を行います。
日報作成時間
19:00
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