今週も平日の最終営業日を迎えました。多くのご来店や全国からのお問い合わせをいただき、誠にありがとうございました。ところで、本日は暖かく過ごしやすい陽気に驚きました。先日はあまりの寒さに、急いでこたつを出したところでしたので、なんだか冬の気温に振りまわされているようでございます。中でぬくぬくと暖を取る愛猫たちには、好評のこたつ。猫は、あのお歌のように、本当にこたつで丸くなっておりますよ。皆様もどうぞ良い週末をお迎えください。
時計修理工房の石川から、昨日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様からお預かり致しましたバーバリーのお時計をご紹介致します。

今日のお時計【バーバリー】

「ベルトの、長さ調節の出来ない部分が破損しました。」

もともと金属製のベルトでご愛用なさっていたという、P様からお任せいただいたバーバリーのお時計。電池の交換とともに、ベルトの破損してしまった部分についてお直しをご希望とのことでございました。
動作点検の結果、電池の交換はスムーズに行うことが出来たのですが、問題となるのはベルトについて。破損された箇所が悪かったため、このたびは修正を行えず、今後同じベルトをお使いいただくには、長らくのご愛用が見込めないというのが職人の見解でございます。
そこで、お見積り担当スタッフより

「こちらのお時計の風合いに合う、革ベルト(クロコダイル型押し)をご提案致します。」

とご案内させていただきました。P様に快くご了承いただき、本日無事にベルトの交換と合わせて修理を完了しました。がらりとお時計の印象も変わりますが、また新鮮なお気持ちでご愛用いただけることと存じます。革ベルトは、馴染むまでに時間を少々要するものですが、腕のサイズに馴染んできた頃がとても使い心地もよく、金属製とはまた違った品を感じるところも素敵でございます。また、お困りの際にはご相談くださいませ。P様、このたびは大切なお時計をお任せいただきありがとうございました。

今日の業務目標

  • 自らが主だって取り組んでいた、お客様へお時計をお納めする作業を、出来る限りのことを伝え、柴野さんや金子さんにお任せします。ご郵送前の最終チェックを行います。→思いきって、自らの手を離し、お任せすることが出来ました。お客様より長らくお返事をいただけず保留となっているお時計についてのご連絡作業など、イレギュラーな業務に対し、今後取り組んでまいります。
  • デスク周りにものを広げないよう、作業を行います。→ものを元に戻すことを徹底し、メモのしそびれやものの紛失をしないよう気をつけました。お時計を取り扱うときにはより一層片付いた環境が必要だと考え、来週以降も意識的に取り組みます。

来週への引き継ぎ事項

  • お客様より長らくお返事をいただけず保留となっているお時計についてのご連絡作業など、イレギュラーな業務をメインに進めます。
  • 各取引先からの請求書の問題点について追求致します。

日報作成時間

18:45 – 19:40

年末年始休業のお知らせ

誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。

12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日  休業
1月5日〜      通常営業

皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 石川【時計修理工房】が執筆しました。

静岡県出身、現在は愛猫2匹と名古屋市に在住。これまでアパレル・販売業に従事しておりました。 時計修理工房の中では新参者ですので、日々たくさんのお時計に触れることが勉強です。特に、お客様や職人さんと世間話やお時計にまつわるお話しをすることが好きです。お電話でのご連絡や、名古屋市西区那古野のサービス窓口にて、お客様にお目にかかる時にはどうぞよろしくお願いいたします。

石川【時計修理工房】が綴った日報の一覧はこちら。

私たち時計修理工房は、
1日あたり20本以上の時計をお預かりしております。

とりあえず相談はこちらから。どのお客様にも、お時計を拝見してからお見積もりをご提供。お見積もりのあと、92%のお客様からご依頼を頂いております。

▲もし、私たち時計修理工房がお客様のお役に立てるようでしたら、お気軽にご相談ください。ロレックス、オメガをはじめ、無名のブランドの腕時計もできる限りサポートさせていただきます。いつかお客様のお時計を、この「時計修理工房の日々」でご紹介できることを楽しみにして、お問い合わせをお待ちしております。



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株式会社修理工房が、この「時計修理の日々」のブログに取り組み始めたとき、在籍していたスタッフはみな半信半疑でございました。修理の記録、日々の出来事を読んでくださるお客様が、果たしてどれくらいいらっしゃるか。まったく想像がつきませんでしたし、事実、最初の頃は日に数人しかアクセスがなかったのです。それでも続けた結果、劇的な成果を得ております。

いま、この「時計修理の日々」は、月に3万ものアクセスを獲得しております。日に直すと1000件近くございまして、圧倒的な数字でございます。これは株式会社修理工房が持っているウェブサイトの中でも、だんとつに多く、そして比例して問い合わせの件数も多いものであります。継続は力なり、と言われていた通りの成果にございました。

私たち株式会社修理工房は、お客様のお時計の修理、オーバーホールを担います。ブランドはロレックスやオメガなどの王道から、知る人ぞ知るマニアックなブランド、廉価な国産品も対応させていただいております。メーカーで断られてしまったお時計でも、弊社であれば直せる可能性がありますので、(あまり期待はせずに)お問い合わせをお寄せください。

私たちは、お客様のお時計を直すことによって、心にできた傷や綻びをなんとかしたいと考えております。時計は心にあると思う次第です。したがって、私たちは機械を直すのではなく、ひとの心に触れる仕事をしているのだという自負をしております。なるべくお役に立てるように努めて参ります。今後ともどうか、引き続きご愛顧をくださいませ。

2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同