修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお問い合わせ、誠にありがとうございます。
本日は、バックルについてご紹介致します。宜しくお願いします。
今日のお写真【バックル】
バックル(中留め)の留まりが甘いです、修正できますか?
上記のご要望からお時計の修理をお任せ頂く事が多いので、本日は、バックル修正についてご紹介致します。
バックルの留まりが甘い症状は、バックル部分の歪みにより、
本来留め金が引っかかる部分がズレてしまい、しっかり留まらなくなります。
この症状の場合、専用の修正機で歪みや曲がりを調節し、しっかり留まるように改善致します。
どのようなモデルのお時計でございましてもある程度は修正可能でございまして、
料金と致しましても、数千円程度の修理でございます。
またオーバーホールと合わせてバックルの修正を行わせて頂く場合、
オーバーホールの工程内(料金内)で行わせて頂く事が多く、
最近はロレックスのメンテナンスと合わせて調節させて頂く事が非常に多いです。
バックルはなぜ留まりが甘くなってしまうのでしょう?
原因として多い場面は、バックルを開ける時の勢いで、留める方向とは真逆の方向に力が加わる事がございます。
その際に、バックルの形状とは逆方向に変形してしまいますので、留め金の噛み合いが悪くなり、留まらなくなります。
その他の原因は、バックルの留め金や、ピンの磨耗でございます。
長年ご愛用頂いているお時計に多く見受けられる症状でございますが、ピンが磨耗し細くなる事により、
バックルにガタつきが発生致します。留め金が磨耗している場合は部分的な部品の交換や、
バックルに使用されるバネを交換することにより、バックルとしての機能を回復致します。
バックルの留まりが甘いと、お時計の落下にも繋がりますし、お客様も大変ご心配かと存じます。
どのようなバックルでございましても修正を試みます!是非私、近藤までご相談ください。
今日の業務目標
・見積を25件ご案内する。
・無料梱包ボックスの資材の手配。
今日の業務スケジュール
10:00 –13:00 -梱包ボックスにてお預かりしましたお時計の受付業務を行いました。
14:00 -休憩を頂きました。
15:00 –17:00 -見積作成、ご案内。
18:00 -職人にお時計のお任せ。
19:00 -見積作成、ご案内。
あすへの引き継ぎ事項
・見積を25件ご案内する。
日報作成時間
19:00
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