本日もご来店、お問い合わせをいただき誠にありがとうございました。
時計修理工房の石川から、本日の時計修理業務をご報告するとともに、お客様より多くお問い合わせをいただく事柄についてご紹介致します。
今日のお写真【クオーツ式クロノグラフ時計の針ずれ】
「ちょっとしたことだけど、自分では修正方法がわからない・・・。でも修理に出すほどのことではないのかな。」と、お時計のほんの少しのむずがゆいことでお悩みでいらっしゃいませんか?
本日、お客様よりお問い合わせいただいた事柄で
「BURBERRY(バーバリー)のクロノグラフの秒計測針がほんの数秒ずれているが、修正する方法がわからない。」
というお悩みがございました。実はこちら、ご購入された際の取扱説明書に記載されていることがほとんどでございますが、ご存知ない方が多いことでございます。(日常使いをされていれば、取説をくわしく読む機会もなかなかございませんよね。)
クオーツ式のお時計であれば、こちらの方法が役に立ちます。手順といたしましては・・・
①リューズを2段階引きます。
②プッシュボタン二個を同時に長押します。
クロノグラフ秒計測針が一周すると調整モードになります。
③2時位置プッシュボタン(正面上側)を押して針を1メモリずつ調整し、
4時位置プッシュボタン(正面下側)を押してモードを変更します。
“クロノグラフ秒計測針” → “12時間計測針” → “30分計測針” の順にモードが切り替わります。
④リューズを元の位置に戻し、設定完了。
となります。
秒計測針のみではなく、モードを変更することで他の計測小針がずれてしまったときにも調整いただけます。
もちろん、内部機械などによりこの方法が利用できない・針などの部品の破損でそもそも修理や交換が必要である場合には適用できかねますのでご了承くださいませ。
また、どうしてもご自身で行うことがご不安な場合には、弊社の職人が承ります。遠慮なくお声がけください。
本日お問い合わせいただいたお客様とは、お電話口でご説明差し上げ、解決できた折にはお客様ともども私も大喜びでございました。お役に立つことが出来て何よりでございます!
今日の業務目標
- 終日までにいただいたすべてのお問い合わせ等のメールにご対応致します。→一部お問い合わせいただいた内容の調査にお時間をいただいております。ご心配をおかけしませんよう、明日午前内にはご連絡差し上げます。
- 修理ご提案に対し、ご意向をうかがえていない件について、お客様にお見積りが伝わっているか確認のご連絡をいたします。→本日は着手できませんでした。明日実施します。
あすへの引き継ぎ事項
- 本日ご対応できていないお問い合わせのメール2件に対し、あらためて午前内に返信差し上げます。
- 修理ご提案に対し、ご意向をうかがえていない件について、お客様にお見積りが伝わっているか確認のご連絡をいたします。
日報作成時間
19:00 – 19:25
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