修理工房の三島でございます。
本日も多数のお問合せ、ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
本日は、CYMA(シーマ)のご紹介です。
こちらのブログでは毎日1本ずつ、お時計を紹介させて頂いておりますが、こちらに紹介させて頂いているお時計は、全てではございません。お預かりした中のごく一部でございまして、実際には1日に20〜30本ほどのお時計をお預りしております。
今日のお時計【CYMA(シーマ)】
CYMA(シーマ)のアンティークのお時計をお預かりしておりました。
スイスで1862年に誕生して約150 年の歴史を持つ古いブランドであるシーマですが、現在、日本国内には正規販売店はないようでございまして、一部の通販サイトで並行輸入品や海外企業が販売しているものを購入できるようでございます。
そのためか、現在修理のためにお預かりするシーマのお時計の多くは、アンティークのお時計でございます。
また、正規販売店、代理店が国内にない状態は、純正の交換部品の流通が国内でほぼないことを意味しております。
交換部品の入手は困難でございます。
ご要望
リューズがガタつく気がする。オーバーホールを希望します。
時計の状態
お預かりしていたお時計もアンティークのものとなっておりまして、ケースや文字盤、針部品にすくみが出ておりました。
このようなくすみは素材の表面の変質でございますので、洗浄などで取り除く事が出来かねるものでございます。
内部拝見しますと、機械油の劣化が進んでおり、各部品の動きが悪くなっておりました。
修理内容
劣化した機械油の改善のためには、オーバーホールが必要になります。
オーバーホールの工程としましては、内部の機械を全て分解し、
部品一つ一つに付着している劣化した油脂や汚れ、 細かい塵埃を除去します。
その後、お時計内部の部品同士の摩耗を減らすための 新しい油を、部品ひとつひとつ丁寧に挿し直しながら 組み直し作業を行います。
全て手作業で行う工程上、どうしても長くお時間をいただき その間ご心配をお掛けしますが何卒ご容赦ください。
リューズは問題ございませんでした。経年的な部品の劣化・摩耗により各部品の隙間は開いてきてる状態ではございます。
また、お時計の経年的な劣化により、現在防水性能が効いておりませんでした。
オーバーホールを行いましても、防水性能は復元出来かねる状態でございました。
この度は、ご用命いただきまことにありがとうございます。
【お見積もりにつきまして】
現在、大変多くご利用いただいておりますため、順番にご案内しておりますが、
お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。当工房で、修理の料金表を定めておりません。すべてのお時計をお預かりし1つ1つ拝見してお見積りをさせて頂いております。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
今日の業務目標
できるだけ多くとのお問い合わせにご対応いたします。詳しく拝見させて頂きます。
この度はご用命いただきありがとうございます。
今日の業務スケジュール
10:00 – 10:30 – 休業時間中にコールセンターにお電話いただいた方にご連絡いたします。
10:30 – 11:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
11:00 – 12:00 – お見積りのご連絡に対しての返答のご対応をいたします。
12:00 – 13:00 – 無料の梱包ボックスをご用命いただいた方へ発送手続きをいたします。
13:00 – 14:00 – 休憩をいただきます。
14:00 – 19:00 – メールやお電話でいただいたお問い合わせ、ご連絡の対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お電話、メール、窓口にて寄せられたお問い合わせにお応えいたします。
日報作成時間
19:00
(68932)
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