時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
本日は、パネライのお時計をご紹介いたします。
宜しくお願いします。
今日のお時計【PANERAI】
窓口にてお預かりしました、S様のお時計でございます。
大切なお時計をお任せくださり、誠にありがとうございました。
この度は、突然、動作が停止してしまったようです。
午前中にリューズを使用して、ゼンマイを巻き上げたところ、
いつもと感触が変わっていることに気付き、もしかしたら故障したかも。
とお考えいただいたようです。
しばらくして、リューズでもう一度巻き上げたところ、
全く感覚が変わって、スカスカになっていたようです。
窓口にお持ち込みいただいた際に私も確認しましたが、
その時は、スカスカで、全く巻き上げができない状況でした。
裏面がスケルトン(ガラス張り)でございますので、内部を覗きましたら、
部品がいくつか外れていることに気づきました。
特に機械を固定しているネジが3本外れていて、機械を固定できない状態と、
なっております。
この影響で、歯車の噛み合い等が変化し、ゼンマイを巻き上げる機構が、
正常に動作しないことで、巻き上げる感覚も変わったと存じます。
ゼンマイが切れてしまった感覚に似ていますので、劣化ではないかと、
ご購入からの年数を伺いましたが、まだ4年と若い為、
劣化で切れることは考えられにくいです。
やはり、先ほど申し上げました、内部部品の外れに伴う、
巻き上げ不良、動作不良が確実と存じます。
内部部品が外れる症状は、事例が多々ございます。
強い衝撃や、断続的な振動で徐々に緩んで、最終的に外れます。
外れてた部品は他の部品に干渉しますので、傷がついたり、
破損したりと、二次被害にも繋がりますので、注意が必要です。
改善には、部品の取り付けが必要でございますが、
機械は絶妙なバランスで、正確な動作を維持していますため、
部分的な分解、組み上げでは、正確な動作が失われる場合がございます。
その為、基本的にはオーバーホールを前提とした、機械の分解、再組み上げが、
必要となります。
まずは、機械で発生している不具合を確認し、明確なお見積もりを、
ご案内させていただきます。
時計修理工房
近藤
弊社はパネライのお時計の修理も承ります。
メーカー占有の機械にも対応しており、防水検査もしっかりと、
実施可能でございますので、お困りの際は是非ご相談ください。
「パネライのお時計は、【パネライのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
14:00 –職人に納期の確認し、お客様にご案内致しました。
15:00 –必要資材の発注をしました。
16:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
17:00 –会議資料を作成しました。
18:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
19:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00
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