時計修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお時計をお任せくださり、
誠にありがとうございます。
本日は、ブライトリングのベルトカット(切断)を承りましたので、ご紹介致します。
よろしくお願い致します。
今日のお時計【BREITLING】
ご郵送にてお任せくださいましたS様のブライトリングでございます。
プロフェッショナル・スカイレーサー・レイブン・クロノグラフと、
大変複雑なネームのお時計でございますね…
この度お任せいただきましたのは、ラバーベルトの切断でございます。
(最近ご購入なさったのか、ベルトが新品でございます。)
腕の外周サイズは17cmとのことでしたので18cm前後の長さへ調節致します。
切断を要するベルトは、一度切ると長くできませんので、少しづつ、
慎重に作業を進める必要がございます。
この度お任せいただきましたブライトリングは、ケース、バックル共に、
ブラックの特殊加工が施されていますので、万が一傷が入ってしまいますと、
研磨仕上げなどでは改善できず、交換となりますので、
プロテクションで覆い、作業をさせていただいております。
(このモデルに限らず、全てのお時計にプロテクションして作業しています。)
まずは、ベルトをバックルから外し、バネ棒を抜きます。
このいくつも入っている線に沿って、切断するのですが、
1つ1つ減らしていくことが懸命で、12側、6時側のバランスを、
考えながら減らしませんと、後ほど取り返しがつかなくなります。
※ご自身で挑戦される場合は、お気をつけください。
切断は専用のカッターナイフを使用します。
よくある形状のカッターでも作業を行えますが、歯がブレる可能性があり、
作業のクオリティが左右されます。
弊社では切り損なうといけませんので、毎回カッターの歯は新品で臨みます。
一度に切断にかかるのではなく、上から定規で押さえつけ、
20回〜30回かけて徐々に切断していきます。
理由は、一度で切ろうとすると、ラバーベルトがねじれ、断面が美しくない。
また、断面がねじれますと、強度が弱くなるなど、いいことが1つもありません。
切断面は、このようになっています。
明らかに長かったので、12時側、6時側を2つ切断し、
サイズを計測しましたらまだ長かったですので、もう1つ切断しました。
ちょうど18cmに仕上がりました。
万が一窮屈に感じられても、バックルの部分で15mm程長くできる事を、
加味して調整していますので、まず問題になることはないと存じます。
また、仮に長かった場合はもう一度調整をさせていただきます。
弊社はラバーベルトの切断を承ります。
ブライトリングのお時計に限らず、オリスやオメガなど、
どのようなブランドでも承ります。
作業は、丁寧に時間をかけて行わせていただきますので、
クオリティや長さを気になさる方は是非その旨をお伝えください。
「ブライトリングのお時計は、【ブライトリングのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-breitling.com/
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
21:00
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