修理工房の近藤でございます。本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
最近、タグホイヤーセルシリーズのベルト交換や、コマ修理のご相談をいただく事が多くございます。
特殊なコマでございますので、修理は困難ですが、できる限りお力になれるように努めておりますので、
お困りの場合は、是非お問い合わせくださいませ。
本日は、お時計の防水構造の仕組みをご紹介致します。宜しくお願いします。
今日のお写真【パッキン】
お時計の防水はどのようにして保たれているか、ご存知でしょうか。
ガラスとケース本体を見る限りは特に複雑な構造に見えませんので、本当に防水性があるのか、
少し不安になる時もございますが、実は多くの部品で防水性が保たれています。
お時計の上部から数えますと、このような構造になっている事が多いです。
ガラス
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ガラスパッキン
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ガラス縁
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ガラス縁パッキン
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ケース(ケースにはリューズ、リューズパッキンもございます。)
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裏蓋パッキン
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裏蓋
ケース周辺の部品だけでもこれだけの部品で防水性が保たれる事がわかりますと、
少しはご安心頂けると存じますが、パッキンのコンディション次第では防水性が低下している場合もあります。
-防水性が保たれている場合は、ケースや裏蓋とパッキンの隙間がなくしっかり密閉された状態になります。
-防水性が保たれていない場合は、ケースや裏蓋とパッキンの間に隙間ができ、しっかりと密閉されない状態となり、
徐々に水分が染み込んでお時計内部に悪影響を及ぼします。
お時計のパッキンは防水性を保つための重要な部品でございます。
しかし、ゴムやプラスチックでできているため、長年使用すると徐々に劣化が進み、防水性が弱くなります。
裏蓋を開ける修理や、電池交換の際には、パッキン交換と防水検査をおすすめ致します。
弊社では、防水検査も行えますので、お時計の防水性能を気にされる場合が是非お任せください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
11:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
14:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
15:00 –窓口にてお時計をお預かり致しました。
16:00 –必要資材の発注を行いました。
17:00 –打ち合わせを行いました。
18:00 –お時計の修理の見積もりをメールにてご案内致しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
21:00
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