本日は週末の疲れが抜け切れておりません、週末に職人の工房を訪問してきたのですが、多くの工房が空気式の防水検査をしているなか、水圧式の防水検査機を見る機会がございましたので、報告いたします。

防水検査、湿気監査

職人の工房の一部に検査室がございました。中には防水検査があるのですが、現行多くの工房が導入している空気式の検査機ではなく、実際に水に漬け加圧するタイプの防水検査機を見せていただきましました。機械自体は非常にシンプルに水槽にスクリューにて水を押し込みタンク内の水圧を上げるタイプということで、非常に音も静かでございました。
本来、修理を行う工房では中々使用していない機械なのですが、工房自体が過去に時計の生産等も手がけていたこともあり、現在も現役で使用しているとのことでございました。職人曰く、今使ってる機械は2014年に交換を行ったのですが、製造しているメーカーさんからは最後の機械ということで、メンテナンスや日常点検には非常に気を使っているとの事でございました。普段我々事務方の人間は実際に検査機器等を見る機会がございませんので、非常に勉強になり、またお客様に自信を持って説明できると思いました。

そのとなりには、加温検査機もあり防水検査を行った後にお時計を50度位までに一度加温し、風防内に結露が出ないか確認するとのことで、より適切な修理検査を実施していることを学びました。

 

今日の業務目標

  • 新しい業務に早く慣れること

今日の業務スケジュール

10:00 – 11:00 -システムの移行を行いました
11:00 – 19:00 なれない業務に四苦八苦して一日が過ぎてしまいました。

あすへの引き継ぎ事項

  • 業務スピードを早くしていきたいです。

日本全国から時計修理を承っております。
よろしければこちらの「時計修理について」もあわせてご覧ください。



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この日報は、 奥平【時計修理工房】が執筆しました。

幼少の頃は工作方眼紙で飛行機から小物入れ、合体ロボットに至るまで自分で考え、作る事に喜びを感じておりました。 デザイン科を専攻してDTPに触れることで、印刷等のデザインを専門的に学びました。 職歴は店舗の運営や店舗設計、運送会社の運行管理者や、障害者雇用、印刷業務内製化のコンサルタントを経験し、去年より時計修理工房で働かせていただきながら時計の勉強を行う日々です。 色々な企業、業種で培った知識、技術を時計修理工房で活かしていきたいと思っております。

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2021年6月17日(木)
株式会社修理工房
社員一同