いよいよ本日12/28(水)をもちまして、本年の営業最終日となります。年数を追うごとに、寄せられるお問い合わせやお預かりするお時計、そしてお直しを通して出逢うお客様の数が増えてまいりました。いつも誠にありがとうございます。本年中に大切なお時計をお任せいただいたお客様、ありがとうございました。お手元で末永くご愛用いただけるよう願っております。お困りの際には、またお声がけくださいませ。
現在お時計をお任せいただいているお客様は、引き続き来年の修理完了までどうぞよろしくお願いいたします。
時計修理工房の石川から、昨日の時計修理業務をご報告するとともに、お時計に発生する身近な症状をご紹介致します。
【冬場にガラスが曇る症状】
「ガラスに曇りが発生した!水が入ったわけでもないのに・・・。」
突然、愛用のお時計に発生するガラス内側の曇りに驚かれるお客様も多くいらっしゃいます。特に冬場のこの季節に見受けられやすいのは、温暖な室内と外気の冷たい空気におこる急激な温度差によるものがほとんどでございます。
空気中には、ご存知の通りある程度の湿度があり、微量な水分が存在します。それは防水性のしっかり効いたお時計の中にも言えること。そのため、その水分が温度差により結露する現象が起こり、ガラスの内側が短時間曇ってしまうことがございます。すぐに消えてしまうようであれば問題はなく、潜水モデル級の防水時計にも起こりうるそうです。
しかし、やはりあまりにも急激な環境温度の変化は避けていただきたいところでございます。防水機能を補助するゴム製のパッキン(裏蓋やリューズ周辺などで活躍しております)が伸び縮みし、劣化したところで日常のちょっとした汗や雨などの水分が入り込んでしまうことがあるからです。人間の身体と同様、環境に馴染むにはどこかしらに負担がかかってしまうものなのですね。
長時間の曇りや水滴が浮かぶ状態であれば、内部に一定以上の水分が混入してしまっている可能性がございます。夏場に比べ、水に触れる機会も少ないこの季節ではございますが、もしも不安を感じられたら、パッキンの交換や防水検査を早めに行うことをおすすめいたします。お気軽にご相談くださいませ。
昨日の業務スケジュール
10:00 – 合計50本近くのお時計の受付作業を行いました。一点一点の修理後依頼内容をデータ入力し、お客様に受取確認のご連絡を行いました。
13:00 – お時計の梱包および発送準備を行いました。
16:00 – 休憩を取りました。
17:00 – 明日最終便での発送準備のため、修理を完了したお時計の最終点検やお客様へのご連絡を行いました。
18:00 – 社内の定例会議に出席いたしました。
19:00 – 引き続き修理を完了したお時計の最終点検やお客様へのご連絡を行いました。
日報作成時間
9:50 – 10:20
年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、弊社の年末年始の営業は、下記の通りとさせていただきます。
12月28日 10〜13時 短縮営業
12月29日〜1月4日 休業
1月5日〜 通常営業
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。
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