修理工房の近藤でございます、本日もたくさんのお問い合わせを頂き、誠にありがとうございます。
本日は、オメガのリューズ修理をご紹介致します。宜しくお願いします。
今日のお写真【オメガの純正リューズ】
※この記事は、オメガのリューズ修理に特化した記事でございます。
オメガのリューズの不具合でお困りでしょうか?
・巻真が折れることによりリューズが取れる。
・オシドリが不良を起こすことによりリューズ、巻真が抜ける。
・磨耗することによりロック(ねじ込み)が出来なくなる。
など、不具合の起こり方はお時計により違いますが、どのような症状でしょうか?
オメガのリューズの不具合についてのご相談は、毎日ございます。どのオメガも通る道かと存じます。
本日は、改善方法と、おおよその費用をご紹介させて頂きます。
まず1つ目は、【巻真が折れることによりリューズが取れる。】症状につきまして、
リューズから、内部の機械に動きを伝える巻真と呼ばれる部品がございます。この部品の太さは、1mm-2mmと、とても細く、時刻操作時に斜めに回してしまい、負荷がかかった時や、滅多にないかと存じますがお時計をぶつけてしまった際の衝撃などで、折れてしまいます。改善方法は、巻真の交換、リューズに折れ残った巻真の除去が必要になり、修理費用はおおよそ18,000円〜36,000円です。※純正部品は供給数が少なく割高となります。
次に【オシドリが不良を起こすことによりリューズ、巻真が抜ける。】症状につきまして、
オシドリと呼ばれる部品のピンが、リューズに繋がる巻真の一部に接触しており、内部の機械から抜けないように固定しておりますので、このオシドリが不具合を起こし、ガタついたり、外れたりすることで、リューズ、巻真が抜けてしまいます。改善方法は、お時計を少々分解し、部品の修正を行うことで改善致します、またおおよその費用は、5,000円〜10,000円でご提案させていただくことが多いです。
最後に【磨耗することによりロック(ねじ込み)が出来なくなる。】症状につきまして、
シーマスター、プラネットオーシャン、アクアテラなど、防水性の高いお時計にはねじ込み式のリューズが採用されております、強い力でねじ込んでしまいネジ山が破損したり、経年的な磨耗で徐々にねじ込み量が浅くなることにより、リューズのねじ込みは出来なくなります。改善方法は、リューズとその受け側であるチューブの同時交換となります。修理にかかる費用はおおよそ、15,000円〜36,000円要することが多く、ケースにチューブをお取り付けする為に加工したり、大掛かりな作業となります。
以上がオメガのリューズ交換でよくある事例のご紹介でございます。
記載にない症状や、モデル、ブランドでございましても対応致しますので、まずはお問い合わせ頂けますと幸いです。
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
12:00 –お問い合わせデータを元に会議資料を作成しました。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
15:00 –担当の職人に修理状況の確認を行いました。
16:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
17:00 –会議に出席しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00 – 20:16
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