時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。明日から12月でございます。これより修理受付させていただきますお時計は、修理内容によりまして年内のお渡しが出来かねますことをご了承くださいませ。
さて、本日は オメガのオーバーホール、巻真交換、リューズ交換、針の夜光の塗り直し、ベルト交換修理をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
今日のお時計【 OMEGA 】
ご来店にてお預かりしましたのは、スイスのチューリッヒにあります時計宝飾店 TURLER(チューラー)とのWネームのお時計。鏡面仕上げのシルバーのケース、シルバーヘアラインの文字盤には見やすいブラックペイントのバーインデックスに夜光針。1960年代製造の落ち着いた輝きと、高級感あふれるデザインが素敵なお時計でございます。(画像はお預かり時のものでございます)
1日2,3分進む。ベルトは一部切れてしまいましたが、金具は付いています。オメガの尾錠を使用し、定革が切れたベルトと似ているベルトに交換したい。針の蛍光塗料も効かないので、見やすくして欲しいです。
さっそく職人に任せ、内部を拝見しましたところ、油脂の劣化や固着が見受けられ、時刻操作を行うリューズ、またリューズから内部の機械に繋がる巻真が錆により劣化しており、耐久性が著しく低下しておりましたため、交換が必要でございました。
また、針の夜光が劣化しておりますので、塗り直しをご提案。合わせてベルトも、純正尾錠が使用可能な社外製ベルトをご提案いたしました。
オーバーホールを含めて進行いただき、まずは内部の機械を全て分解し、夜光の塗り直し、部品一つ一つを丁寧に掃除したのちお時計内部の部品同士の摩耗を減らすための新しい油を丁寧に挿し直しながら、リューズ・巻真の交換を含むすべての部品の組み直し作業を行いました。
全て手作業で一人の職人が行いますため、長らくお時間をいただきましたが、正確な時刻を刻むように調整を行い、修理が無事完了いたしました。続けてベルト交換を行って終了でございます。
最終チェックが完了しましたのち、ご来店いただき、お手許へお渡しいたしました。
お話しによりますと、H様のお父様のお時計とのこと。共に歴史を歩み、たくさんの想いが詰まった大切なお時計でございますね。この度のメンテナンスでまた長らく快適にご愛用いただけるものと存じます。
この度は大切なお時計をお預けくださり、誠に有り難うございました!
メーカー問わずお預かりしております。お時計の不具合がございましたら、是非お気軽にご相談くださいませ。
現在、大変多くご利用いただいておりますため、お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
時計修理金額の概要
- オーバーホール
- 巻真交換
- リューズ交換
- 針の夜光の塗り直し
- ベルト交換
今回の修理金額は6万円台でございました。
※お時計のモデルにより金額は変動いたしますので、まずはお見積もりをご依頼ください。
お見積もりまでは無償でございます。(お返しの送料はご負担いただいております。)
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com
今日の業務目標
- 慎重に完了品チェックをし、お届けまでのフローをスムーズに行います。
今日の業務スケジュール
10:00 – 窓口でのお引き取りのお時計の準備。電話応対。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
本日発送します修理完了しましたお時計の伝票発行、発送準備。
15:40 – 休憩をいただきました。
16:20 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お見積もりを作成し、お客様へお電話とメールにてご連絡。
無料梱包パックのご依頼受付、レコード登録作業。電話応対。
19:00 – お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
日報作成時間
19:40 – 20:10
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