時計修理工房の柴野でございます。
本日もたくさんのご来店・ご依頼を誠に有り難うございます。
さて、本日は オメガのオーバーホール、リューズ・ケースチューブ交換、ピンパイプ交換修理をご紹介させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。
今日のお時計【 OMEGA 】
ご郵送にてお預かりしましたのは、シーマスター アプネア マイヨール 。フリーダイビングの第一人者、ジャック・マイヨールとのコラボモデルで、カウントダウン機能付きのクロノグラフダイバーズ。1分経過するごとに文字盤上部の丸い小窓が赤く表示されますユニークなダイバーズウォッチでございます。
今回は、メンテナンスとしてのオーバーホールをご依頼いただきました。前回のオーバーホールから5年経っておりますため、ちょうどメンテナンスに良い時期と存じます。
お時計内部を拝見しましたところ、やはり油脂の劣化が見受けられ、微細な埃なども混入しておりました。
また、時刻操作を行うリューズとケース側のチューブの磨耗が原因で、ねじ込み不良を起こしておりました。磨耗による不良は修正できかねますので、交換が必要でございます。
さらにベルトを拝見しましたところ、3箇所のピンパイプに緩みがございましたので、3箇所のピンパイプの交換をご提案いたしました。
修理進行いただき、さっそく職人に任せ、内部の機械を全て分解し、部品一つ一つを丁寧に掃除したのちお時計内部の部品同士の摩耗を減らすための新しい油を丁寧に挿し直しながら、リューズとケースチューブの交換、すべての部品の組み直し作業を行いました。続けてベルトの3箇所のピンパイプ交換を行いました。
全て手作業で一人の職人が行いますため、長らくお時間をいただきましたが、正確な時刻を刻むように精度の調整も無事完了いたしました。
これにより、H様の大切なお時計もこの先長らく快適にご愛用いただけるものと存じます。
お時計の最終チェックが完了しましたのち、H様にメールにて修理完了のご報告を差し上げました。明日発送便でお送りいたします。この度も大切なお時計をお預けくださり、誠に有り難うございました!
現在、大変多くご利用いただいておりますため、お時計をお預かりしましてからお見積りまで最大で2〜3週間のお時間がかかります。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
時計修理金額の概要
- オーバーホール
- リューズ・ケースチューブ交換
- ピンパイプ交換(3箇所)
今回の修理金額は9万円台でございました。
※お時計のモデルや修理内容により金額は変動いたしますので、まずはお見積もりをご依頼ください。
お見積もりまでは無償でございます。(お返しの送料はご負担いただいております。)
「オメガのお時計は、【オメガのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-omega.com
今日の業務目標
- 慎重に完了品チェックをし、お届けまでのフローをスムーズに行います。
今日の業務スケジュール
10:00 – 窓口でのお引き取りのお時計の準備。電話応対。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
本日発送します修理完了しましたお時計の伝票発行、発送準備。
15:05 – 職人の元へ修理依頼のお時計受け渡し。休憩をいただきました。
16:45 – 修理完了しましたお時計の最終チェック作業。修理報告書作成。
無料梱包パックの受付、レコード登録作業。電話応対。
お見積の作成、お客様へご連絡。
職人から届きました修理完了のお時計の仕分け作業。
19:00 – お電話とメールにて修理完了しましたお時計お渡し・発送のご連絡。
日報作成時間
20:35 – 20:55
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