時計修理工房の近藤でございます。
本日もたくさんのお時計をお任せくださり、誠にありがとうございます。
最近は、幾分気温が冷え込みます為、皆さま暖かくして頂き、お風邪を引かれませんようお願い致します。
本日は裏蓋のシールについてお話を致します、よろしくお願いします。
今日のお写真【裏蓋シール】
お時計をご購入された時には裏蓋に傷がつかないように保護シールが貼られている場合もございますが、
皆様は、保護シールを早々剥がされますか?それとも剥がされませんか?
お時計に傷が付くことは、心も傷つきますので、保護シールを残して置きたいですが、
保護シールにもメリット、デメリットがあり、本日はデメリットをご紹介したく存じます。
裏蓋のシールを貼り付けたままで使用されますと、シールの淵の部分に汚れや汗などの湿気が溜まり、
そこからサビが発生する可能性が高く、防水性の不良にも繋がります。
ステンレス製のお時計でございましても、サビが発生する原因は、
ステンレスに含まれるクロムが空気に触れると表面に極めて薄い酸化被膜をつくることで、サビの発生を防ぎます。
しかし、汗や汚れの付着が裏蓋シールにより、取れにくくなることにより、酸素の供給が遮断され、
サビを発生させてしまいます…
身近な物で例えますと、台所(キッチン)などにあるステンレスのシンクに長期に渡り、
アルミ缶やお皿を置いておくと、サビが発生する。
などが同じような症状となります。
汚れを溜めない為には、よろしければ裏蓋シールを剥がして頂き、柔らかい乾いたナイロン製のブラシなどで、
時よりブラッシングして頂けますと、良いと存じます。
硬いブラシでブラッシングを行いますとお時計に傷が付く原因となります為、ご配慮ください。
また洗剤や、冷水、温水などをつけながらブラッシングしますと、防水性不良を起こす場合がございます為、
くれぐれも乾いたブラシで行なって頂きますよう、お願い申し上げます。
少しのお手入れでお時計を綺麗に保つことができますし、防水性もできる限り長く持たせる事ができます。
現在ご使用なさっているお時計の裏蓋にシールが貼り付けたままの場合が、是非一度剥がしてご使用いただくことを、
ご検討頂けますと幸いです。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせのメールに返信致しました。
11:00 –見積りを整え、ご案内致しました。
12:00 –ホームページのお問い合わせ数を解析し、会議資料の作成。
13:00 –休憩を頂きました。
14:00 –見積もりを整えました。
15:00 –見積もりのご案内。
16:00 –職人にお時計をお任せ。
17:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
18:00 –見積もりを整え、ご案内しました。
19:00 –日報の作成
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
20:00 – 21:00
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