時計修理工房の近藤でございます、いつも弊社のブログをご覧くださり、誠にありがとうございます。
本日の名古屋は、冬が戻って来たのかと思う程気温が低く、身が縮まるような感覚があります…
皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか?、風邪を引かぬようご自愛の程、お願いいたします。
さて本日は、セイコーのお時計をご紹介致します、宜しくお願いします。
今日のお時計【SEIKO】
ひと月前にお預かりしましたSEIKOのルキア(ソーラー時計)【型番:V111-0AR0】の、
修理が完了致しました為、ご紹介をさせて頂きます。
ご要望は、【動作の停止、8年前に購入して半年前にメンテナンスを実施。ソーラーの時計ですが、2回ほど購入店で修理してもすぐ止まってしまいます。日光に長時間当てていても止まります。】でございました。
8年と長らくご愛用頂いており、ご購入店様で何度かメンテナンスを行なっていて
半年前にもメンテナンスをしたが、動作が停止してしまったとのこと…
ご要望を踏まえ、検査を行いましたところ、
機械内部で使用されている、潤滑油が経年により劣化している可能性が高く、
この場合通常よりも機械内部で消費される電流が多くなり、
止まり及び、一時的な動作の停止による遅れが発生する為、
分解洗浄(オーバーホール)が必要な状態でございました。
改善の工程としましては、内部の機械を全て分解し、
部品一つ一つに付着している劣化した油脂や汚れ、
細かい塵埃を除去します。
その後、お時計内部の部品同士の摩耗を減らすための
新しい油を、部品ひとつひとつ丁寧に挿し直しながら
組み直し作業を行います。
※全て手作業で行う工程上、どうしても長くお時間をいただいてしまいます。
上記の修理をお任せ頂き、実際に分解洗浄(オーバーホール)作業を行いましたが、
動作の改善はせず、動作は不安定のままでございました。
原因を調べて行きますと、回路と呼ばれる動作を制御している電子部品の調子が悪く、
動いたり、止まったりを繰り返している状態でございました為、
改善にはムーブメント交換と呼ばれる、内部機械一式交換が必要となりました。
オーバーホールの費用より少々高額となりましたが、
進行頂いた後の事ですので、追加の費用は弊社で負担いたします。(よくある事でございます…)
おそらくメンテナンスをしてもすぐに調子が悪くなった原因は、回路が不良を起こしていた事と存じます。
今回のムーブメント交換で、内部の機械は新品でございます為、もう心配はございません。
また長らくご愛用いただければ、それ以上の事はございません。
大切なお時計をお任せ頂き、誠にありがとうございました。
【特殊な形のリューズが採用されております。】
【ベルトのコマの中心には、ピンクゴールドの装飾があり、全体の統一感がより一層ございます。】
【バックルはワンタッチ開閉式のモデルで、作りがしっかりしております。】
【お任せ頂いたお時計の概要】
・【ブランド】SEIKO
・【モデル】ルキア(ソーラー時計)
・【型番】V111-0AR0
ソーラーのお時計の修理も承っております。
お困りの症状などございましたら、私近藤まで是非お問い合わせください。
今日の業務目標
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
今日の業務スケジュール
10:00 –お問い合わせメールに返信致しました。
11:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
12:00 –休憩を頂きました。
13:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
14:00 –職人に納期の確認し、お客様にご案内致しました。
15:00 –必要資材の発注をしました。
16:00 –窓口にてお時計をお納め致しました。
17:00 –会議資料を作成しました。
18:00 –窓口にてお時計をお預かりしました。
19:00 –見積もりを作成し、ご案内致しました。
あすへの引き継ぎ事項
・見積りを25件ご案内します。
・必要資材の発注
日報作成時間
19:00 – 19:30
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