こんばんは、時計修理工房の平野でございます。本日もアスファルトのまだら模様は絶え間なく様相を変え、雲行きを見守りながら傘を握りしめる、なんとも不安な空が広がっておりました。足元の悪い中ご足労くださいましたこと心より御礼申し上げます。明日も昼前後は雨の予報となっておりますので、ご来店の際はお気をつけてお越し下さいませ。

あの日のお時計【オメガ】

先日、職人T様よりお聞きしたお時計のガラス(風防)についてのお話をこの場を借りてご紹介させて頂きます。

本日のお写真として使用させていただいたお時計は、北海道石狩市にお住まいのT様よりお預かりしたオメガ・スピードマスター。ご覧のとおり、ガラスに放射状にヒビが入り一部は粉々になってしまっております。T様のお話によると、お仕事の際に工具を打つけてしまったとのこと。遠く北海道から私どもを信用し、お時計をお送りくださいましたこと、心より御礼申し上げます。

お時計の文字盤や内部機械を保護し、視認性を高めるために使用されるガラス(風防)は主に3種類に分類されます。サファイアガラス、ミネラルガラス、プラスチック風防でございます。

最近のお時計には硬度が高く、キズがつきにくいサファイアガラスが多く用いられておりますが、その名の通りガラスはガラスでございますので、硬いものに打ち付けてしまうことで、思いの外簡単に割れてしまうものでございます。(近い硬度のもの同士の接触が一番危険性が高いとお聞きしたことがございます。大理石などが例として挙げられますね。)

不幸にもお使いのお時計のガラスが割れてしまった場合には、焦る気持ちを抑え、リューズを引いて停止状態にしてください。これは、粉々になったガラスの破片がお時計内部に侵入し、その状態でお時計を動作させてしまいますと針の歪曲や、文字盤の擦傷、歯車の破損に繋がる恐れが非常に高いためでございます。損傷状態によっては、ガラスの交換のみで修理が行える場合もございますので、ご郵送いただく際はお時計を停止した状態でお送りいただけますと幸いでございます。

ご予算に応じて代替品の提案や、上記で挙げたような別の種類のガラス(風防)への交換など、できる限りの提案をさせていただく所存でございます。

と、本日は少々取り留めのないお話となってしまいましたが、今回紹介しきれなかったプラスチック風防や代替品のガラス(状況によってはお客様のお時計に合わせてガラスを削りだし、新しいものをお作りいたします。)については、またの機会にご説明差し上げます。

乞うご期待。

日報作成時間

21:45 – 22:10

 

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私たち時計修理工房(本社:愛知県名古屋市)は、オメガの修理、オーバーホール、メンテナンスの専門サイト「オメガ修理工房」をご用意しております。過去に修理させていただきました実績や、モデル別の故障についてまとめておりますので、こちらもご参照をいただければ幸いに存じます。お問い合わせは当サイトのフォームでも、リンク先のフォームでも、どちらも同様に対応させていただきます。お客様のオメガ { OMEGA } を末長くご愛用いただけますよう、精一杯のサービスに努める所存です。今後とも宜しくお願い申し上げます。

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平野 【時計修理工房】

この日報は、 平野 【時計修理工房】が執筆しました。

こんにちは、時計修理工房の平野です。愛用の時計はラドーのゴールデンホースでございます。僕が生まれるずっと前から受け継がれ、愛用されている。そんな物語を感じさせるようなアンティークのお時計が好みでございます。

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