修理工房の三島でございます。本日もたくさんのご来店・お問い合わせありがとうございます。
本日はTAG HEUER(タグホイヤー)のご紹介です
今日のお時計「TAG HEUER(タグホイヤー)」
本日は、タグホイヤーのお時計をお預かりいたしました。
時計の動作自体は正常のように見えるのですが、クロノグラフの秒針がリセットボタンを押しても12時の位置に戻らなくなってしまっております。
機械式のお時計の場合、クロノグラフの秒針はリセットボタンによりバネの動きで12時の位置にジャンプするようにできております。リセットが機能していない場合、考えられる原因は主に2つございます。
1つは、秒針をジャンプさせるバネの不具合、もう1つはプッシュボタン不具合でございます。
どちらかの不具合かは、外から拝見したところわかりかねる状態でございましたので、内部を詳しく拝見して確認させて頂きます。
また、自動巻きのローターあたりから、ローターの回転するシャカシャカという音以外にカタカタを音がする感じがいたします。ローターのネジが緩んでいる可能性がございます。
同時にこちらも確認させていただきます。
こちらのタグホイヤーの時計には純正のラバーベルトが装着されております。
こちらはゴムのラバーベルトかど存じます。
時計のラバーベルトというからには、素材はラバー(ゴム)かと思われるかもしれませんが、実際のゴムとウレタンとシリコンの3種類がございます。
ゴムは柔らかく滑らかで、水強いのですが反面キズが付きやすいという特徴があります。天然ゴムはゴムの木を原料としており、価格が高額です。
シリコンは合成ゴムとも言われます。価格は安く天然ゴムに近い特徴を持ち、高熱に強いものもあります。
ウレタンはゴムよりも硬く、キズがつきにくく丈夫なのですが、経年劣化で硬くなると割れ安くなります。価格は安価です。
高級腕時計のダイバーズウォッチのベルトには天然ゴムが使われることが多く、標準的なダイバーズウォッチのベルトにはウレタン素材が多いようです。
水に強いラバーベルトではございますが、経年劣化は避けられず、革ベルトよりも長持ちする傾向にあるものの、寿命は数年と考えて頂くのが良いかと存じます。
この度は大切なお時計をお任せいただきありがとうございます。
「タグホイヤーのお時計は、【タグホイヤーのための修理工房】のページでも受け付けております。」
より専門性の高い情報を記載しておりますので、是非ご覧ください。
https://watch-repair-tagheuer.com/
今日の業務目標
- できるだけ多くのお客様にお見積りをご案内いたします。
今日の業務スケジュール
10:00 – 12:30 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
12:30 – 13:30 – 休憩をいただきました。
13:30 – 14:00 – 修理職人へ修理の必要なお時計をお渡しする手配をいたします。
14:00 – 19:00 – お見積りをお客様にご案内いたします。窓口やお電話でのお問合わせのご対応をいたします。
明日への引き継ぎ事項
- お客様へお見積りをご案内いたします。
日報作成時間
20:00
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